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 PHOTO:紅葉の信州をゆくDODGE

 

 

 

 

信 州 り ん ご 狩 り キ ャ ラ バ ン (蓼科) 
11/12-13

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ソ ー ラ ー パ ネ ル 取 付 
11/14

先の2段ベッド&フロントスクリーンの製作に引き続いて、今回のFFヒーター&サブバッテリシステムの架装を静岡のOGUShowさんにお願いすることになった。春先の見積りに走行充電システムやルーフベンチレーション、ソーラーパネルシステムなどを加えた時点で予想はしていたものの、今回戴いた見積り書を見てサッと血の気が引いてしまった。完全なる予算オーバー(涙)。そこでヒジョーにカッコ悪ぃいけども、今回はソーラーパネルシステムをパスすることにして、昨日の契約に至ったというわけである。
ところが、ダッちゃんの“自給自足化”計画(*勿論ガソリンは補給する必要があるけど...)を実現する上で、電力の自給は外せないのは事実。容量ギリギリしか発電しなかったDiscoのオルタネータとは違ってダッちゃんのはかなり余裕があるので走行充電システムからサブバッテリーへの充電も期待出来そうだし、これに60〜80Wクラスのソーラーパネルを装備に加えれば、長期間の旅はもちろん、来るべき東南海地震で長びく避難所暮らしでもミニマムながらそれなりの文明生活が送れるのではないか?と考えたのだ。
んな時、友人からグッドタイミング(バッドかも?)な情報が!何と、DIYでソーラーパネルを取り付けるコンプリートキットを販売しているショップの情報である。取付金具やビス、タッピング、シーリング剤まで含まれていて、しかも価格は驚くほどにリーズナブル。もちろん先立つものがないだけに、参考までにお話を聞いてみようと電話してみたのが運の尽き(笑)。営業時間外にもかかわらず、熱心にソーラーパネルの良さをレクチャーして下さったショップマスターのおかげで(せいで?)一度は諦めた“自給自足化”計画への気持ちが一気に再燃してしまったのだ。ここで問題になるのが、一度は見積りしてくれたOGUShowさんへの道義的責任。職人であると同時に商人でもある自分がされて嫌なことはきっとOGUShowさんも嫌に違いないわけで、浪花節的と笑われるかもしれないけど、僕はドライに割り切れないタイプなのだ。で、悩んだ末、正直に事の顛末をOGUShow・Oさんにメールする。すると...
『いえいえ、全然問題ないですよ。道具にお金が掛かって遊びに出られないようじゃ、本末転倒でしょ?だから、出来るだけ安く、しかも楽しみながらおクルマを仕上げて、そのぶん浮いたお金でもっと遊びに出かけて下さいよ!ウチは社長のDIYから始まった会社ですし、ご自分でお出来になることは自分でやって頂いて、手に負えない部分をサポートするスタイルですから安心して下さいね。もちろん部品の持ち込みもOKですし。逆に●●さんのご希望に添えなくてゴメンなさいって気持ちですよ〜!今度入庫される時、ソーラーパネルも積んできてくださいね〜。あーだこーだ話しながら、良いアイデアをアドバイス出来るかも知れないですし。あ、もち、その件についてはソロバンは弾きませんから(笑)』

んなわけでソーラーパネルをルーフに載せることになった。でも研究も試算もせずにただ“エコっぽい”ってだけで特に目的もなく載せるだけではただの自己満足orお金持ちの贅沢でしかないわけで、自分にとってダッちゃんにとって何が必要で何が贅沢なのか?対費用効果は?を良く検証する必要があるのだと思う。(そんでもって、その過程を楽しむのだ!)
て、それでは太陽電池&バッテリーでFFヒーターがどれぐらい使えるのか?今日はそれを計算してみた。もちろん、電気はシロウトの僕。中学の技術家庭で習った電気の知識をフル活用して(ちなみに技術家庭と美術と体育の成績は10段階の10だったもんね〜!....笑)果たしてこれで正しいのかどうか判らないけど...所詮は中学生レベルの知識なので間違いがあったらごめんなさいってことで。

まずは消費量。Webasto FFヒーターの風量max.の定格は20W。運転時間はCasitaの経験からすると夕食後の8時から朝まで断続的に使うことになるので8時間と仮定しよう。なお、日照時間は三重県地方の住宅用の平均値で計算してみる。当然ながら鉛蓄電池の満充電係数1.24とシリコン整流ダイオード電圧降下0.7Vも考慮する必要がある。(*太陽電池=SP バッテリー=Bt 電流=A 電圧=V)

■(20W×8時間/日)÷12V=13.3Ah(日)
■SPの必要A=13.3Ah÷1日当りの平均日照時間3.3h=4.0A
■SPの最大出力動作V=Bt公称V 12V×満充電係数1.24+ダイオードV降下0.7V=15.58V

さて、この電力をまかなうためにはどの程度の太陽電池が必要かを計算してみると...

■最大出力動作 V15.58V×最大出力A 4.0 A=62.32W

つまり60Wでは少し役不足。80W程度のものが必要となるわけだ。ここで量産型で最も効率が良いとされる米国シェルソーラー社製80Wのパネル(SQ80-P)を例にして再計算すると...

■最大出力動作V 16.95V×最大出力A 4.76 A=80.682W

これにより、先に算出した太陽電池の必要電流4.0A以上、最大出力動作電圧15.58V以上の電力を得ることができる。そして、次はバッテリー。

■(1日の消費A量13.3Ah/日×連続無日射保障日数4日)÷(Bt保守率0.8×放電深度50%)=133Ah

つまり、ソーラーパネルからの電力供給が完全に止まる間バッテリーのみで駆動させる場合に必要バッテリー容量は133Ah以上、105Ah1個では容量不足という計算になる。そこで105Ahを2個並列で接続することとする。今回の計算では緊急避難時に20WのFFヒーターを毎日8時間作動させた場合の計算だけども、実際はガレージにて満充電させて週末に1泊するだけという使用頻度になるわけで、210Ah満充電のバッテリーで8時間連続使用する場合、どれだけ電気を使えるかを逆計算してみると...

■210Ah(日)×12V÷8時間=315W

これなら太陽電池の発電がない夜間、FFヒーター20Wを使いつつ、室内灯10Wを点し、パソコン*とTV*を使うことが出来る(*但しACを使うには大容量のインバータが必要だけども)わけだ。実際のところ、ダッちゃんのルーフ(フラットな部分)は幅約1500mm×長さ約4000mmなわけで、シェルソーラー80Wのパネル(SQ80-P)ならmax.9枚、バッテリーはセカンドシート下に限っても6個まで設置可能。そうなると発電量720W、1000Wで8時間使用可能ってなちょっとした住宅用ソーラー発電システムが構築されちゃったりするのだ。(ま、実際のところパネルが7.4kgバッテリー20kgあるので重量増に耐え切れないし、太陽光は無限でも、お財布の中身は有限だし...涙)
そんなわけで、今回はシェルソーラー社製80Wのパネル(SQ80-P。多結晶は安価ながら耐衝撃&耐振動性に劣り車載には向かないらしいらしいので、単結晶にこだわります。)1枚とBritestar105Ahのディープサイクルバッテリー2個を注文することに。これなら、ともちゃんをもう1人乗せたのとぴったり同じ重量増で済むし(笑)...なんて自分に言い訳をしてるうちにソーラーパネル一式が到着!は、早過ぎ!

日、出勤途中に仕事場のそばにあるS板金さんの前を通った。ダッちゃんの防錆塗装をしてくれた板金屋さんである。工場の前で作業中の大将と目が合って軽く手を上げて挨拶。
『おはようさん!相変わらずオモロイことやっとる?』
『良くぞ訊いて下さいました(笑)。今度、またダッジを改造しますねん。』
『何ナニ...何アホなことすんの?』
『あのね...』
FFヒーターを取り付けること、それに合わせてサブバッテリーを積むこと、充電のためにソーラーパネルを屋根に載せることなど、今回の改造計画を打ち明ける。あっ!もしかして、ボディへ穴を開けてソーラーの取付することなんかは大将の専門分野じゃん!
『オモロそうやん、取付やったろか?』『エエの?』『エエよ。』
...ってわけで、ひょんなことからソーラーパネルの取付をお願いすることになった。そんなわけで、昨日届いたソーラーパネル&取付金具をS板金さんへ届けて、取り付けてもらう手筈を整えた次第。
『あの〜そう言えばどのぐらい掛かるか聞いてへんですけど...』
『アハハハ、そやったね。2〜3日預かれば大丈夫やと思うよ。』
『いや、期間はナンボ掛かってもエエんですが、費用は...』
『あ、そっちかいな?ナンボなんでも1万円は貰い過ぎやわな。ま、アンタが自分とやったよりは美しゅう仕上げといたるさかいに。』
アリガタヤ、アリガタヤ...DIY精神も大切だけども、クルマ、しかも屋根に穴を開けるのは細心の注意が必要。プロにお任せすべきところ、自分がやった方が良いところ...その見極めが大切なのかな。
して今日、『2〜3日預からせてもらうからな。』そう言われて、ダッちゃんを預けたのが朝イチ。『お〜い、キャリア取り外さんと取付け出来んやん。』って電話が掛かってきたのが昼休み。『出来たでぇ〜取りに来てんかぁ〜。』が16:00。S板金の大将は大嘘つき(笑)。夕方、仕事を終えてから手伝おうと思ってたのに、あっと言う間の早業でソーラーパネルの取付け完了でびっくり。実質は1時間足らずの作業だったようなのだ。『オレ、銀座のクラブのホステスさんちゃうし、そんなに時給貰われへんがな...笑』と見積りよりも大幅に安い請求額に二度びっくり。

『このクルマの丈夫な屋根は何やねん!前と後ろ50cmはアカンけど、それ以外は乗って跳ねても平気やで。』そ、そうなんですか(笑)。
ま、そんなこんなで、ソーラーパネル装着完了。宅急便で届いて玄関先に置いてた時は、何じゃこれ?ってぐらいにデカく思えたパネルも、ダッちゃんの広々ルーフに載っかると、ホンマに80Wも発電できるんかいナ?と不安になるほどの小ささ。S板金さんでダッちゃんを引取った後は、500マイル走って給油ランプが点灯したままで、高速を一区間だけの高速走行テスト。窓全開で寒かったけど、風切り音は皆無!当然ジャミングもなし!ステーを縦方向に取付けて前面投影面積を最小にしたから当たり前の結果なんだけども、よかったヨカッタ!(*ちなみにカヌーキャリアの風切り音で、ソーラーの発する音が聞こえなかっただけかも...笑)

に戻ってから、ロープロファイルとは言え、普通の目線でもパネルのアルミフレームが目に付くので、ダッちゃんのルーフに上ってソーラーパネルのアルミ枠のブラックアウト作業。ブラックボディのルーフで銀色に輝くパネルはどうも僕の美的感覚に照らすと許せないのだ(笑)使い古しの毛布をルーフに敷いて恐る恐る上ると、S板金の親方の言うように堅牢無比。さすがに飛び跳ねる気にはなれないけれど、体重を掛けて二足歩行しても凹む心配はなさそう。ブラックアウトは塗装ではなくカッティングシートをペタペタ...色が変わるだけでこんなにも目立たなくなるものか!我ながら仕上がりに満足である。
ラックアウト作業が終了後、そのままダッちゃんをH自動車さんへと運んで、12ヶ月点検とスタッドレスタイヤへの入れ換えをお願いしてきた。今週末の野遊びは長距離だし、雪道を走る可能性がなくはないので、大事をとって早めの点検&交換となった。明日には新しいホイールを装着したダッちゃんがお目見えする予定。さて、デザインは馴染むのか?オフセット+12で“面イチ”は解消するのか?戻って来るのがとても楽しみである。

 

鳥 取 カ ニ カ ニ キ ャ ラ バ ン(鳥取)
11/18-20

 

 

週もまたまた中国山地のPAでP泊中。先週の信州・蓼科のように氷点下になることはないものの、1:00a.m.現在の気温は3℃。前回寒さに震えたともちゃんはシュラフにフリースのインナーを入れてヌクヌクでお休み中である。ダッちゃんにFFヒーターが付くのは来月ということで、寒さ対策はとりあえず今回だけとは言え、今後もFFヒーターを効率よく使うためには、ダッちゃんの断熱対策が必要不可欠。では、ダッちゃんのボディで最も熱が逃げる部分はどこか?それを考えると、講じるべき対策も自ずと見えて来るはず。で、その部分とは、間違いなく窓である。

州製のキャンピングカーやトレーラーはアクリルのダブル(二重窓)になっていて断熱性は非常に高いけれど、アメリカ製はシングルのガラス窓が一般的で、Casitaもダッちゃんもコレ。当然ながらシングルだと断熱効果は期待出来ない上に結露がすごいので、窓の下部にはご丁寧にも結露を溜めるレールがあったりするのだ(笑)ダッちゃんの全ての窓には蛇腹式のシェードが内蔵されているものの、これはあくまで外からの太陽光線や視線を遮るためのものなので、断熱効果はさほど期待出来ない。
そこで、僕が採用した対策...それはイマイチ見栄えが良くないけれど安くて確実なキャンプ用の銀マットをはめ込む方法。

但し、よくある裏がブルーのタイプはどうしても許せなかったので、グレーのものを使用。
、肝心の効果はと言えば、コレがもう素晴らしい断熱効果!フロントガラスは結露がすごかったのに、銀マットをはめ込んだリアの窓には全く生じないほどで、今回のキャラバンから戻ったら、900mm×2700mm¥950の折畳み式銀マット(ロールアップタイプはかさ張るので不可)をもう一枚買い足して、運転席にも使用しようと思う。あ、それと期待してなかった銀マット効果がもうふたつ。まずは、シェードとは違って窓に貼付けるので2段ベッドが1820mmフルサイズで使えること。そして次に完全に外部に光が漏れないことだ。但し、朝になっても真っ暗なままなので、寝過ごす可能性は大だけども(笑)。

 

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ダ ッ ち ゃ ん ヌ ク ヌ ク 化 計 画 実 行 !
11/26

よいよオグショーさんへダッちゃんを持ち込む当日。8:30に家を出て、伊勢道〜湾岸〜東名を走って2時間足らずで浜松のオグショーさんに到着、FFヒーターを始め、今回取付けをお願いする装備の位置決めなど、打合せを行った。
土曜日のオグショーさんはハイエースがずらりと並んで駐車場は10:30ですでに満車状態。

店内もお客さんが座る場所がないほどの大賑わいで、いつも対応を戴く大橋さんや日下部さんではなく、新しい工場長さんが対応いただく。
際に架装を行ってくれる方が直接希望を聞いてくれるわけだし、とても親身になって相談に乗って下さって有難かったわけなんだけども、これまでメールや電話で大橋さんに伝えた内容を再度イチから説明しなければならなかったので、ちょっと戸惑ってしまった。もちろん、大橋さんを始めとするスタッフの皆さんは笑顔で対応戴いてるんだけども、新型ハイエース特需で去年来、ずっとメチャ忙しいオグショーさんなので、ダッジなんて変なクルマを持ち込んで余計な手間を取らせてしまったことをちょっと後悔してしまうほどで(来年にすればよかったかも...)、サブバッテリーから電源を引いて室内灯を追加注文出来ればなぁ、なんて企みもあったけど、あまりに忙しそうな様子に、ついつい『また次回にします。』って言ってしまう。

(ま、これは自分で部品を調達して近所の電装屋さんに取り付けてもらうことにしよう。)たぶん、今回でダッちゃんの改造は打止めになると思うので、今回だけは、どうぞ宜しくお願いします...と言うことで、簡潔に打ち合わせを済ませて、楽しみにしてた大橋さんたちとのトランポ談義を省略、忙しそうに動き回るスタッフの皆さんを見てると、これ以上ここに留まるのは迷惑に思えたので、スタッフの方に天竜川駅まで送っていただくことに。
内でしばしダッちゃん談義を楽しんだんだけど、僕のサイトのゲストの皆様からの問い合わせが結構あるそうで、中には『黒いダッジバンの人のホームページを見たんだけどアレと同じベッドを作ってれ。』って人もあったとか(驚!)そんな裏話に驚きつつ、天竜川駅から日系人のポルトガル語が響く鈍行(頼むから、耳元でエロ話するのやめてくれよ。オレ半分ぐらいは解るんだからさ...笑)で浜松まで行って、浜松からこだまに乗って名古屋へ。セントラルタワーズの11Fの本屋で2006年版INNOVATORのカレンダー(今年で20年目!)を購入し、階下の東急ハンズであれこれ面白そうなものを物色して帰宅した次第。ダッちゃんの架装は一週間で出来上がる予定だけど、来週末はOUTBACKで忘年会キャンプなので引取りは再来週の平日かな?とにかく仕上がりが楽しみである。

*新しいスタッドレス用ホイールと雨の日に換気が出来るバイザ−を装着。結構お気に入りです。

ダ ッ ち ゃ ん ヌ ク ヌ ク 化 計 画 完 成 !
12/7

週の土曜日にダッちゃんのヌクヌク改造計画が完成したとの連絡を受け、今日は仕事を一時間だけ早退して新幹線で浜松のOGUShowさんへダッちゃんを引取りに行った。スムーズな乗継ぎでカヌー日記のテキストを作文してる間もほとんどなく17:30にはOGUShowさんに到着。10日ぶりにダッちゃんと対面する。


左からAVモニター、FFヒータースイッチ、残量計

ンパーに上るとルーフにクロムメッキのルーフベント(換気扇)が覗いてたり、左側の床下から細い煙突(FFヒーターの排気口)がちらりと見えてる他は、外見上の変化はほとんどないけれど、一旦ドアを開けるとセカンドシート前の壁にAVモニター、FFヒーターのスイッチ、サブバッテリーの電圧計がズラリと並んでたり、コンセントが付いてたり、天井に換気扇があったりして、かなり大きな変化。ただ、105Ahのバッテリー×2個や電源関係の補機類、FFヒーター本体などは全てセカンドシート下に収納されていて、とてもすっきりした印象だし、シート下でさほど目立たないのに全てがしっかり特製のパネルに覆われていて、たった一週間で仕上げたとは思えない完成度の高さに驚きなのである。

営業担当の大橋さん、工場長のDr.コースケこと大島さん2人がかりで改造内容や操作方法の説明をして下さって、工場スタッフ全員が整列してお見送りまでして頂き、もう恐縮を通り越して恥ずかしいほど。
常は、浜松から東名高速で一気に帰宅するんだけど、現在東名高速は年末の集中工事のため浜松から豊田JCにかけて断続して50kmにもわたる渋滞中なので、OGUShowさんのアドバイスもあり、国道1号線をひたすら西進し、豊明ICから湾岸に乗って帰宅した。確かに東名をぶっ飛ばすよりは1時間余分に掛かったけれど、意外にも国道1号線は渋滞もなくスムーズそのもの。途中で夕食を食べたり、FFヒーターの稼動実験をしたりしてたけど3時間ちょいで帰れたのはとても運が良かったと思う(東名に乗ってたら、今頃まだ浜名湖SA辺りでフテ寝中だろうな...笑)。


左側サイドシルから覗くFFヒーターのマフラー

ル−フベント

ソ−ラ−パネル

左リアのAC外部電源イントレット

そんなわけで、帰宅してガレージに収めてからともちゃんとふたりで再びFFヒ−タ−の燃焼実験。ツマミをクルリと回すだけですぐに点火し、Casitaのサバーバン社製FFヒーターの作動音に慣れた僕らには拍子抜けするほどの静けさで動くベバスト社のヒーター。5分も回すとダッちゃんの車内が暖かな空気に満たされて、もうこのままココで寝ようっか?なんて冗談が出るほどの快適さ。
ーフベントは排気&吸気コンバーチブルで風速2段階切り替え可能で、実際に回してみると、ヤケに静かでものの数分で車内の空気が全部入れ替わるほどの性能がありそう...ま、実際に車中泊して使ってみないと判らないのかもしれないけど、かなり満足な仕上がりであるのは間違いない。あとは、明日の昼間、ソーラーパネルが太陽を浴びて発電を始めたら、AVモニターにどれほどの数字が表示されるのか?それだけが楽しみである。

新 装 備 を 使 っ て み る 。
12/8

Macデスクの脇にあるコルクボードに貼られた一枚の切り抜き。約13年前にMaakunが絵本代わりに見せてたら破いてしまった写真集の1ページである。その写真集とは開高健師の『オーパ!』。で、そのページに書いてあるのはひとつの格言。 

『大人と子供の違いは、玩具の値段の違いだけである。』 (アメリカ無名氏)(爆笑)

いうわけで、大人の玩具...つまりダッちゃんが帰ってきたので、早速今回アドオンした装備をチェックしてみる。我ながらまるで“トイざラスから帰宅するなり包みをビリビリって破いてしまう子供”みたいだなぁって呆れつつも、まずはFFヒーターをON。しばらくしてファンが回り始め、1分以内でクイック点火。外気温は10.5℃、車内温度は10.0℃からほんの10分で5℃上昇、何度もドアを開けて出入りしてたにもかかわらず30分で25℃まで車内温度が上がってFFヒーターの効果を実感する。フル出力で運転しても室内での作動音はかなり静か(充電コントローラの冷却ファンやルーフベントより静か)だけど、車外に出るとキーンというジェットエンジンのタービンのような金属音。もちろんエンジンのアイドリングとは比べ物にならない小さな音だけど、静かなキャンプ場だとフル出力運転は控えた方が良さそうだ。次にAVモニターをON。


シ−トフラップを下ろせばごく自然な車内

FFヒーターを使用すると何故かプラス表示

?あれれ...電圧は13.58Vと表示されるのに電流は00.00Aのまま。ソーラーパネルにはガレージの半透明な屋根越しに太陽が燦々と射しているはずなのに何故数字が出ない?これには僕もちょっとパニック。慌ててFFヒーターを消して消費をゼロにして、再びチェックしても00.00Aのまま。外部電源を繋いで充電を開始しても00.00A...困った時のOGUShowさん頼みってことで、Dr.コースケ工場長に調べてもらうと...何と、バッテリーが満充電の時には表示が00.00Aになることが判明。つまり昨夜は夜なのでルーフのソーラーバッテリーから電気が供給されていなかったために消費電力量が表示されたけど、昼間は常にフル充電状態なので表示されないってこと。...ってことは昼間はほとんど常に満充電な我が家のダッちゃんの場合、AVモニターの電流計は意味がないってことか?な〜んだ、面白くないっ!

刻々と変化するソーラーの発電量をチェックしてウヒヒヒってスケベ笑いしたかったになぁ。ま、どんどん電気を使ってバッテリーを空腹状態にしてれば、発電量チェックも出来るわけで、これから意味もなくガンガン電気を使ってしまいそうである。

イ ン バ − タ を 取 付 け て み る 。
12/10


サブバッテリーシステムの心臓部(普段はシートフラップで隠れている)

AVモニターの不具合は配線ミスだったことが判明し、シロウトながら5時間以上掛けて全ての配線をやり直し、無事正しい電流量を計測できるようになった。しかも翌日にはDr.コースケ工場長が最終チェックのためにわざわざ出張してくれて、もう一度プロの技で確実に接続してくれて、ようやくダッちゃんヌクヌク計画は全て完成なのである。
FFヒーターでエアーコンディションされたダッちゃんの車内で、AVモニターのグリーンのバックライトに表示される-2.1Aという数字を眺めながら早くも次なる改造計画に思いを巡らす。この数日間観察を続けた限りでは、FFヒーターの暖房能力はダッちゃんの車室容積に対してオーバースペックなので、こまめにサーモスタットが作動して当初の予想...8時間/1日も稼動することはなさそうだ。しかも、ソーラーパネルの発電量が凄まじく、210Ahの大容量バッテリーシステムは正午前には満充電になってチャージャーコントローラがソーラーからの電力を遮断してしまう状態なのだ。
、この潤沢な電力を消費してソーラーパネルにもっと働いていただくためにも(笑)、次なる改造計画はやっぱり電気系ということで、まず一番に取り付けたいのは室内灯。

現在は屋外兼用のColemanのリチャージャブルランタン(11W)を使用してて、特に問題はないけれど、やはり天井や壁に埋め込まれた室内灯の便利さには敵わないってことで、消費電力が少なくてしかも色温度が暖色系のものを探そうと思う。(蛍光灯の青白い光はNG。我が家のログハウスは全て電球or電球色だ。)
に導入したいのはインバータ。要するにバッテリーのDC(直流)12VをAC(交流)100Vに変換するモノなんだけど、今回OGUshowさんに取り付けていただいたコンセントはあくまで外部電源を繋いだ状態でしか使えないわけで、エンジンが停止した状態でも安心して車内で家庭用電化製品を使えるために、これは必須アイテムだ。我が家の場合車内で使うのは主にiBookやデジカメ&携帯の充電。

将来にわたってTVやDVDを観る気はサラサラないので、高価で変換効率が低い正弦波タイプは必要なく(オーディオ関係は正弦波=サイン波でないと雑音が混じる)て、ABやホームセンターで売ってる¥10000以下のフツーのタイプで充分。
んなわけで早速、以前からメインバッテリーに繋いでたmax.180Wのインバータのシガーコンセントをカットして(+)をバッテリ−に、(-)をAVモニターの分流器の(-)に接続。OGUshow製のバッテリーボックスパネルに取り付ける。それでセパレ−ト式のコンセント(AC100V×1 DC12Vシガーコンセント×2)を運転席の後部に設置。これでダッちゃんの車内で家庭用電化製品が使えるようになったというわけ。
そこでヌクヌクの車内にiBookを持ち込み、コンセントにACアダプタを挿してiBookを使っていると(ガレージはAirMacのエリア内)、もはやここはダッちゃんではなく小さなホテルのような快適さ!

テ ー ブ ル と 温 度 計 は 要 る だ ろ 、や っ ぱ 。
12/11

濤のダッちゃん改造計画は続く。ま、装備を“加えてる”うちは、まだまだアマチュア。そのうち“取り外し”始める時がきて初めてダッちゃんを使いこなしてることになるのかなぁと思う。さて、今日は外気温と車内温度を同時に表示出来る温度計をAVモニターの下に取付け。ブルーのバックライトが目障りなので、またいつかAVモニターと同じグリーンのLEDに交換しようとは思うけど、ま、今日のところはこれでヨシ。
してもうひとつ、僕がiBookを使ったりAzuがお絵描きしたりするために最小限のテーブルは必要かなってことで折畳み式のテーブルを付けてみる。ダッちゃんはキャンピングカーじゃないのでダイネットはなくて、それがこのクルマの一番の特徴でもあるんだけども、これならベッドを展開しても邪魔にならず走行中は畳んでシートポケットに収納できるので、安全性を損なうこともない。
テーブルはホームセンターで発掘した売れ残りの中国製なんだけど、アルミの天板がシンプルでステアリングに引っかけて使うことも出来るスグレモノ。

室 内 灯 を 取 付 け て み た
12/13

日前に“蛍光灯の青白い光はNG。消費電力が少なくてしかも色温度が暖色系のものを探そうと思う。”なんて書いたけど、白熱灯と蛍光灯を比べると、色温度と消費電力は反比例するみたい(涙)。じゃ、“第3の光”LEDはどうか?って探してみたところ、なんと電球色LEDを利用したものを発見!ところが、意外なことに普及型のLEDってエネルギー効率が悪いんです(発熱は少ないないけど)。2005.6に発売された最新鋭のものでさえも発光効率70.1lm/wなわけで、コストパフォーマンスも加味すると蛍光灯が圧倒的に有利(下表参照)。

種類
消費電力
光束
発光効率
白熱灯

60 W

980 lm

16.3 lm/w

電球色LED

50 W

950 lm

19.0 lm/w

蛍光灯(直管)

15 W

970 lm

64.6 lm/w

こで、涙を飲んで一昨日“青白い光”の室内灯を発注し(*取付けスペースや明るさ&消費電力、そして何よりもデザインを熟慮して13W直管型を選んだ。)、本日商品が届いたので夕方から配線&取付けをやってみた。

回選んだのは、Made in UKのLabCraft社製「Pearl 13Watt」という品物。長さ652mmはともかく、高さ45mm幅35mmという超スリムなデザインが、ダッちゃんのフロントスクリーンカバーにジャストフィット。まずはセカンドシートを起こして、(+)をバッテリ−に、(-)をAVモニターの分流器の(-)に接続。4mのコードを目立たないように内張りの中を通して天井にはわせて蛍光灯と接続し、木ネジで本体を固定し接続&取付は完了だ。で、本体のスイッチをON!


フロントスクリーンカバーに取付け

こんな風に運転席では眩しくない

おっ、明るい!しかも、もしかしてこれって電球色?って感じるほど、蛍光灯にしては暖色系の光だし。Colemanのリチャ−ジャブルランタンと2Wしか違わないはずだけども、直管ならではの高光束値と天井の比較的明るい色の内張りを反射板代わりに使ったおかげで、何倍も明るく感じるのだ。
車外から手を伸ばせばスイッチオン出来るし、点灯しても運転席には光が及ばないから運転の邪魔になることもないし...我ながらグッドポジショニング!なのである。(*ちなみにColemanも何となく暖かな感じに見えません?実はクルマのイエローバルブにヒントを得て、蛍光灯にインクジェットプリンタ−で何度も色合わせを試して作ったゴールデンイエローのカバーをかぶせてみました...笑)

ソ ー ラ ー パ ワ ー ! 実 験 & フ ロ ア マ ッ ト
12/15

ッちゃんが戻って来て一週間、昼間になかなか時間が取れなくて出来なかったソーラーパネルの性能検証をやってみた。ま、実験と言っても、ガレージから出して直接太陽に当てるだけなんだけども、ほぼ冬至の今の季節、正午の太陽で白色の塩ビ波板トタン越しでの数値は0.8〜1.2A。電圧が15.5V程度なので発電量は12.4〜18.6Wってところ。ま、クルマのルーフということで水平に設置せざるを得ないこと、ガレージ内なので、屋根越しの弱い光しか入力できない上にログハウスの三角屋根のせいで日照時間が限られることなど、80Wパネルの能力をフルに発揮させることは無理。
で、実験。
ネルに太陽を燦々と浴びさせて、さて実験結果は?とAVモニターを見てびっくり!!へ?8.7A!?って何かの間違いじゃ?8.7Aってことは電圧15.5Vなら134.85W??仮に入力電圧を12Vに落としてると考えても104.4Wってことになって、これはとんでもない数字である。

ただ、太陽を浴びてパネルの表面温度が上がるにつれてこの数字は段々と下がっていって(ソーラーパネルは高温になると性能が低下する特性がある)、気温6℃現在は6.4Aで安定してるけど、それにしても76.8Wなわけで...予想外の結果に驚くやら嬉しいやら。スバラシイ!
て、一年前からの懸案であったフロアマットを新調した。ABで1000mm×1500mmのマットを発見し、ダッちゃんのフロア形状に合わせてハサミでチョキチョキ。自動車専用ってことで、裏面にはズレにくく水を通さないゴムの処理がされていて、ようやく理想のマットに出会えたという感じだ。ちなみにワゴンセールで一枚¥1300也(笑)。

 
DIARY Chapt.8
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