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FLAME LAYOUT
Woodycraft workshop page1

はじめて玩具を作って7年がたつ。どの玩具も使い古されてボロボロだけど修理をくり返しながらまだ現役で子供達に使われている。

 

 

CHAPTER 1 僕がウッドクラフトを始めた理由

僕がウッドクラフトを始めたきっかけ、それは妻が妊娠したことでした。自分の子供ができるまでは、はっきり言って子供が大嫌いだったんです。だって子供って騒がしいし、しつこいし、なにより妙に馴れなれしいじゃないですか?嫌いなのに妙に子供になつかれる性格みたいで、ボーイスカウトのリーダーなんかもやってたこともありましたけど。でも子供嫌いだったのは確かです。
 そんな僕も変わりました、妻の妊娠をきっかけに。ある日親戚の子供がおもらしした時、おもわずあとかたづけしてしまったんです。突然赤ちゃんのよだれやうんちを汚いと思わなくなっちゃったんですよ。「父性」ってやつですかね。
 女性は妊娠した瞬間から母親になれるし、お腹の子供のためにしなくちゃいけない事が山ほどあるけど、男って父性に目覚めたものの、なにひとつ出来ないんですよね。ホントなにひとつ。マタニティスクールで妻と一緒に「ヒッ、ヒッ、フー」ってするのも柄じゃないし、育児書を何冊読んでも、経験のないことなのでチンプンカンプン。そこで始めたのがまだ見ぬ息子(・・・と勝手に決めてた)のおもちゃ作りってわけです。ちゃんと生まれるかどうかも判らない段階だったのでまわりは反対しましたよ、確かに。でも無事生まれることを信じて(というより祈って)作りはじめました。
 最初に作ったのは積み木でした。これって、すごく簡単!角材を適当に切って、サンドペーパーで角落として磨いて、なめても無害なペンキでカラフルに仕上げるだけですから。調子に乗って三角や丸のも作って、全部にハンダこてで焼き印入れたりして最後に箱まで作ってしまいました。
小さい頃から図画工作は得意だったけど、なにしろ木工なんて初めて。それなのに自分で言うのもなんだけど、おもちゃ屋さんで売ってるのより良い出来だったし、妻はすごく誉めてくれるし、これはもっと作るしかないって思ってしまったわけです。
 以来、木工にハマッた僕は少しづつ道具を買い揃えつつ自分のペースで作品を作り続けています。無事息子が生まれ、そして娘が生まれたわけですが、この子たちがある時自分の作ったおもちゃで夢中になって遊んで(くれて)いる姿を見たり、時々壊しては「パパ直してよ!」とやって来ると本当に幸せな気分になりました。人間のオスにはない筈の「父性」を感じることができるなんて、なんだか得をしたようで、とても嬉しかったです。
 そして現在。「パパ〜っ、子供達お風呂にいれてよォ!」「ちょ、ちょっと待ってくれぇ!これペンキ塗ったら入れるからさぁ。」「子供のためとかなんとか言って、実は自分が楽しんでるんじゃない!」「おっしゃるとおりでございます、トホホ。」
ま、現実はこんなもんでしょう。

このページでは、そんな僕の作品を紹介しながら素人ウッドクラフトの世界を紹介してゆきたいと思います。あくまで素人なので、プロの方やセミプロの方が忘れてしまったような初めて作品を作る喜びみたいな部分を取り上げたいと思います。もちろん僕には師匠も先生もいないので、まったくの自己流です。それでもいいよって方はどうぞおつき合い下さい。

 

 

CHAPTER 2  僕の作品集


三輪車

オリジナルデザインです。ハンドルの取り付けに苦労しました。あとは車輪の強度をいかにして保つかですね、本物のクルマみたいにネガティブキャンバー入れてあるんですよ。凝りに凝って作った割には、サイズを間違えて、足が届くようになるまでに2年かかりました。ただ、これが一番長い間使ってますね。いまでも兄妹で取り合いしてますもん。今は、車輪にゴムが巻いてあります。フローリング傷だらけにしてしまって、Mamaに僕がおこられてしまいました。

木製ミニカー

オリジナルデザインです。小さいので近所の建築現場でもらってきた廃材を利用しました。コレ以外にもユニック付き2tトラックやダンプカー、FIAT、VOLVO、MAZDA CAPELLAやキャンピングトレーラーなどリアルなのも作りましたが、子供のウケはイマイチ。

手押し車(カタカタ)

オリジナルデザインです。僕の作品で唯一「設計図」というものが存在します。とはいっても広告の裏に走り書きですけどね。構造は市販品の真似ですが、市販品は動きがスムーズ過ぎてよく前につんのめるので、少し重く作りました。緑、黄色、赤の玉(これも自分で磨いて作りました。もちろん機械使ってますけど。)が上下に動いてカタカタといい音がします。三色の玉以外にもいろいろなマスコットを取り付けられるようになってます。

積み木

木馬の上に載せてあるのが僕の記念すべき最初の作品です。たぶん一番心がこもってるはずです。
後ろにあるのがおもちゃ箱です。車輪がついているのでバスに見立てて遊んでました。その他はジグソー買ったら誰もが一度は作ってみるウッドパズルなどです。

木馬

積み木の次に作ったのがコレ。おもちゃ屋さんで研究に研究を重ね、そのくせ簡単に出来上がりました。ジグソーなしでよくこんなカーブを出せたなあ!と我ながら感心、というよりあきれてしまいます。錐で無数に穴をあけて作ったんですから!

キャンプテーブル#8

カヌーツーリングやピクニックに使う小ぶりのテーブル(ちゃぶ台)です。名前が示すとおり、テーブルとしては8つめです。家族4人が使うのにぴったりの大きさを経験から割り出した結果、こうなりました。中央で二つに折れて厚さ5cmのトランクになります。もちろんネジ込み式の脚はその中に収納できます。右下にも写真があります。

ピクニックテーブル(改)

テーブル&イス一体型の市販品です。コイツは確かに便利なんですが、天板がプラスティックで熱や重量に弱いのでパイン材を貼って補強を施しました。(アルミのL字材で脚も補強)御覧のとおり赤ちゃん用の引っ掛けるイスも使えます。ただしメチャメチャ重いので庭での焼肉にしか使えません。

 カヌー用チャイルドベンチ#2

今はもう使わなくなりましたけど、0才〜2才児用の2人掛けのベンチです。オリジナルデザインです。カヌーの色に合わせてオリーブ色に塗装しました。以前はひとり用のチャイルドシートを作りましたが、Azuが生まれたのでコレにモデルチェンジです。背もたれの角度はカヌーのスウォートにバックル留めすることで無段階に調整可能。不要な時は背もたれを畳んでケインシートの下に収納できます。ホワイトウォーターに備えてジェットコースター風の手すりもついています。これは沈の際、ある一定の角度に力がかかると外れるクイックリリース式になっています。(これをテストするために、Maa-kunはテスターとして何度も沈する羽目に。ごめんねMaa-kun!)カヌー用品を作る時の注意点としては、防水効果を高めるためにペンキやニスの種類を選ぶこと。(もちろん接着剤も)錆が発生しやすいのでくぎやネジを使わずに組み木やダボで組み上げることでしょうか。

立体迷路
ハンマーロケット

立体迷路は迷路状に入り組んだアルミ棒に通された玉を反対側へ送る遊びです。飽きたな、と思ったらアルミ棒なので自由にカタチを変えられるのがミソ。0才〜2才の時は夢中で遊びます。オリジナル作品です。
ハンマーロケットはハンマーで下のシーソーをおもいきり叩くと赤いロケット型の弾丸が勢いよく飛び出す仕組みのおもちゃです。力が弱いと黄色までしかいかないし、強いと水色まで飛び上がります。木工おもちゃの本を参考にしました。大人もハマル「筋肉番付」的なおもちゃです。

 


My Woodycraft Workshop#2


 

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