1994年3月？（日記がないので詳細は不明） 名古屋のキャンピングカーショウに出かける。目的は同時に展示されているというカヌー。カヌーショウは東京でのみの開催なので、こういったイベントでおまけのように展示されていることが多いのだ。 大きなホール（たしかレインボーホールだったような記憶が．．．）には豪華なモーターホームが勢揃いなのだが、バブリ−な感じがして全然興味が湧かない。カヌーはどこ？探しているうちに会場の片隅に置かれたちっぽけなキャンピングトレーラーが目に留まる。周りの豪華絢爛な雰囲気とはひと味違う佇まい。「白いエアストリームってあったけ？」近寄ってみるとボディのサイドに「Casita」と書かれている。

RV showにて「新型」Volvo850の チャイルドシ−トに試乗するMaakun(1)

カシータ？スペイン語で小さな家？スペイン語学科卒業の僕にはその名前が妙に気になった。まさか、スペイン製？聞けばアメリカ製だという。説明をしてくれた営業の方の話では、エアコン標準装備はコレだけだそうだ。ふ〜ん、いいなあ。でも自分で買うなんてシロモノじゃないな。270万円+諸経費で300万円超えるんだもん。．．．といつつ家に帰ってからアウトドア雑誌と勘違いして買ったキャンピングカー雑誌『Domani』を読んでみる。なんだこれ！2年も前（1991年）の本じゃないか！早速本屋で最新号を買うが現実感は全くなし。

1995年2月5日（名古屋吹上ホール） チケットをもらったのでRVショウに出かける。すごい人出だ。ともちゃんは間もなく臨月で大きなお腹を抱えているので、人混みの中に入るのはためらわれるのだが．．．。「あっ！赤ちゃんが蹴った！」などと言いながら（笑）キャンピングカ−を品定め。前回１９９３年とは違って、今回は0歳児を抱えてのアウトドア生活が間もなく始まるということでかなり眼差しも真剣だ。そんな中、またまたカシータのブースに到着。「うわあ、これってカワイイ形ねぇ。」ともちゃんがいたくお気に入りの様子。Maakunは「たまごみたい。」と一言感想を述べる．．．だが300万円超は非現実的。僕は、その隣に置かれた三角屋根のフォ−ルディングトレ−ラ−『シャレ−』に目が行く。150万円なら無理すれば買えない値段じゃないし。「買えないけど、買うならカシータよ！」ともちゃんはカシータにご執心。靴を脱いで中に入ってみる。「うわあ、素敵！」思わず声を上げるともちゃん。「おいおいMaakunに触らせるなよ！」2歳半のMaakunは何でも触りたがるので危険なのだ。それにしてもヨットのキャビンを思わせるシンプルなインテリアだ。「いつか買えたらいいね。」それ以上に会話が続かないのが悲しい．．．。

　

1995年2月15日 カシータとシャレーの代理店Iモータースから見積り書が届く。「まだ買える可能性は限り無くゼロ」と言ってあるのに、社長自ら電話を下さって非常に親切な対応だ。だが見積りを見ると．．．やはり300万円超のカシータは論外。比較的可能性があると思われたシャレーでさえも200万円以上．．．そういえばシャレーに似たAライナーなら．．．と思い立ち、名古屋のC社に出向いて見積りを依頼。何となく場違いな雰囲気に戸惑いながら見積りが出来るのを待つ。でも僕らの冷やかしっぽい雰囲気が伝わってしまったのか、まともに話をしてもらえない。「えっ、トラクターはボルボ？止めた方がいいでよぉ。」名古屋弁でこう言われて走り書きのような見積り書を見てびっくり！これってシャレーより高いじゃない。 「カシータ以外は買わないわよ。」ともちゃんはコレばかり（涙）

Chalet	A-liner

1997年7月 雑誌「オートキャンパー」の広告で中古のカシータ発見！185万円とかなり手頃。早速Tモータースに見積り依頼してみる。FAXで送られてきた見積りは総額やはり200万円+α。しかも電話がかかってきて「現状渡し。程度中の下、要再塗装」とのこと。う〜ん．．．。

1997年11月 愛車がLand Rover Discoveryに変わる。トレーラーのことはもう完全に諦めてたのだが、Discoveryのオプショナルパーツのカタログには純正ヒッチメンバーが！しかもオーナーズマニュアルにはかなり詳しく牽引について書かれてるし。おおっ、こいつはトレーラー牽くことも考えて作られてるのか。そして極めつきはウィンカーを出す度に一度だけ光るトレーラーのマーク（ハザードの時は常に点滅する）！これが僕には「早くトレーラー引っぱってくれ〜」とDiscoが訴えてるように感じるのだが．．．。

winker

1998年8月 インターネットを始めて知り合った野宴会のにしび〜と話すうち、彼もカシータファンであることが判明。「いいよなあ、カシータ。」そうは言っても、家は崩れつつあるしそれどころじゃないのが実情。「カシータ？何だっけソレ。」ともちゃんの頭の中には、もう全くトレーラーなどない（涙）

1998年12月 家の建て替えが決定。完成までの間、仮住まいを探さなければならない。BBSで「akiちゃん、家なんて借りないで思いきってカシータ暮らししてみたら？」なんて誰かに言われて、結構真剣に考えてみる。家賃7万円×6ヶ月=42万円、礼金も合わせると50万円．．．とうていカシータは買えない。だけど、いつか買えるようになった時のことを考えて、ガレージの高さは2300mm以上にしておかなくては！ 「何でそんなに2300mmにこだわるわけ？」大工さんに聞かれても、買えるかどうかわからないトレーラーのためとは言えない（笑）

my garage

1999年6月 再び、雑誌オートキャンパーのTモータースの広告にてカシータ発見！！平成年式90万円だ。これなら無理すれば買えるってことで、またまた見積り依頼する。金額はなんとかOK。だがまたもや程度が悪すぎる。「内装もかなりの汚れがあって、シェルは当然再塗装が必要とのことで、悩みに悩んで諦めることに。

カシータが欲しい！2000へ進む　

Casitaのインプレッション2002 Impression of Casita 2002

　 　

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