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How to canoe for beginners Vol.10

   

Chapter 6 カヌーツーリング・テクニック #2

 

ツーリングテクニックという題なんですけど、川の流れの読み方とか川でのパドリングテクニックについてのお話は省略します。だって実際に乗ってみないと解らない領域だし、もしこれを読んだだけで川にひとりで出掛けてしまう人なんかいたら大変だしね。とにかく知らない川でベテランの同行者がいないなんて時は絶対川に出ちゃダメ!こればっかりは「ツーリングガイド」系の本読んだって何の意味もありません。もちろんWebページなんて信用しちゃいけないですよ!

 

普通はネコのゲージは持ってかないよね(笑)

 

スタートの前に
なんとか出発まで漕ぎ着けました。これから始まるツーリング。期待と不安で胸がイッパイですよね。乗込む前に確認しなけりゃならないことが幾つかあります。

1.どこに行くかを誰かに告げましたか?
家族や友人にどこに行くのかを言ってないと、もし万が一の時に捜しようがありません。あなたが不明であることが判明するまでに時間は過ぎるばかり・・・。登山の入山届けの代りに誰かに話しておきましょう。もし携帯電話が通じるなら「いまから***を出発します。」ってリアルタイムで告げるのが最良の方法ですね。防犯上あまりオススメできませんが、クルマのダッシュボードにメモを残すのも有効です。ただし「人生に疲れました。」なんて書くのはダメ!スポーツサンダルに履き替えた靴なんかが揃えて置いてあったりしたら・・・(笑)

2.クルマの駐車場所は大丈夫ですか?
専用駐車場なら問題ないけど、河原への進入路や河原に停める場合は他の人の迷惑にならない場所に停めましょう。地元の人がいたら尋ねるのが一番。農繁期に田んぼの脇に停めたりすると、次回から地元の人たちに「カヌーは迷惑な存在」として認識されます。かといって水辺近くにとめるのも駄目。急な増水でクルマが水没>誰かが通報>運転者が行方不明>警察&消防団の大捜索ってことになりかねません。僕らはあくまで他所もの。地元に迷惑をかけないってのが最低のルールです。
それから意外とよくやるのがクルマの中に缶ビールなんかを置き忘れて破裂させてしまう失敗。(コーラで経験あり。)ましてや燃料やガスボンベ、100円ライターなんて置いてたらシャレになりません。炎天下に放置するってことを考えて気をつけましょう。もちろん施錠を忘れずに。ツーリング中の盗難って結構聞きますから貴重品は絶対置いておかないこと。

3.パッキングは万全ですか?
濡れてはいけないものは防水バッグに。よくあるのがバッグのフタの閉め忘れです。フタをちゃんと閉めないと防水バッグはただの布バケツに変身します(笑)めったに使わないものは奥に、緊急時に使用するファーストエイドキットやレインウェア、トイレセットなどは入口にパックします。
結構多いのが沈した時に財布を沈めちゃう人や帰り際に「クルマのキーがない!」って大騒ぎする人。僕も気付かずにヒップポケットに財布やクルマのキーを入れてることがよくあるので気をつけましょうね。ツーリング中の河原に忘れ物なんかしたら最悪です。クルマのキーなんかだったら途方に暮れます。(経験あり。日も暮れます・・・)

4.装備は完璧ですか?
ここでいう装備とは安全のための装備です。忘れ物ってレベルの話ではありません。(僕は一回だけすごいものをを忘れたことがあります。河原に着いてなんか様子が変だぞって思って、よく考えたらカヌーを自宅に忘れてきた!慌てて取りに帰ったけど・・・笑。)国内じゃテントやシュラフ忘れたって死にはしないけど、カヌー、パドル、レスキュー用品に不備があると危険です。ロープやハ−ネスに切れやほつれがないか、ファーストエイドキットの中身は万全かなどチェックリストを作っておきましょう。ちなみにテントのポール忘れた時は笹で代用したりしてそれはそれでいい思い出になります。ボーイスカウトの時、よくわざと装備を抜いて、いかに代用品を探すかっていう訓練(ゲーム)をしました。面白かったなあ・・・。

5.カヌーにバランスよく積みましたか?
前後左右のバランスを考えて積みます。カヤックと違って沈>脱出(沈脱といいます)の際に引っかかるって事は少ないですが、バランスが悪いと漕ぎにくいです。(回頭性や直進性を重視したり風や流速、水深なんかを考えてわざとバランスを崩した積み方をすることもありますが)安定させようって思ったら基本はなるべく重心を低く、カヌーの中央に寄せること。川の場合はショックコードなどでしっかりと固定します。でないとリーン(傾ける)した時にいきなり荷崩れ>バランス崩して沈>着替えや食料よ、サヨウナラ〜ってことになりかねません(経験あり。テーブルの脚追跡、捜索で1時間かかったことも・・・)カナディアンカヌーのパッキングで一番危険なのはロープじゃないでしょうか。ボトムに無造作に放っておいたロープが沈の際に体に巻き付いたり、障害物に絡まったりすると非常に危険!ちゃんと束ねておきましょう。

 

Chapter 6 カヌーツーリング・テクニック #3

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