FLAME LAYOUT

 

 

 

 

[8/25-26 東北サファリ・蔵王][8/27 奥入瀬・八甲田山][8/28 下北半島][8/29 三陸海岸] [8/30 長野須坂] 
 

 

 

 

 

8月25-30日 東北グランドキャラバン2007(東北地方)

 

8/27
 


奥入瀬渓谷をママチャリサイクリング

 

早朝、花巻南PAで目覚めると、ダッちゃんの外はバチバチとルーフを鳴らす大雨。昨夜の家族会議で今日はPAからさらに北上し、田沢湖近くの秋田駒ヶ岳に登って森林限界を越えた辺りを周遊するかなぁ、なんて言ってたんだけど、この雨ではどうしようもない(涙)ってことで、携帯で雨雲をチェック...すると前線の雲がくっきりと出ていて、前線の北側の青森はどうやら晴れてそう。今回の旅は全くの無計画。mustもhave toもないmaybeとcanな旅なわけで、条件の良い場所へ移動するのは当然のこと。そこで、急遽計画を変更して、昨夏のグランドキャラバンで時間切れで行くことが出来ずに未練を残した十和田湖へと向かう。


大雨が降りしきるPAの朝

お天気チェックで青森に向かうことに決定!


mission.1 大湯ストーンサークル(秋田県角館市)

十和田湖へ向かう道すがら、Masaが地図を見てて以前本で読んだ大湯環状列石がルートの近くにあることに気付く。よし立ち寄ってみよう!ってことで、東北で最も有名な環状列石=ストーンサークルに寄り道することになる。大湯に着く頃には目論み通り雨も上がって青空が覘き始め、広々とした環状列石公園を暫しのお散歩。


立派な公園のような遺跡

森を抜け一面の芝生広場へ

散歩道としてもオススメ

次第に青空が覘き始める

大湯環状列石は想像以上に広く、よく整備された公園。雨上がりで眩しいほどの緑の芝生を延びる遊歩道を進むと、まずは目の前に万座環状列石が姿を現す。ほぉ〜!すっげぇ!古代の人々がどうしてこのような大規模なストーンサークルを築いたのか?その本当の理由は不明だけど、これだけ大規模に手間暇を掛けて石を並べたのにはそれなりの理由があるはずで、遺跡全体を見渡せる展望台に上って、僕らは暫し古代の人々の姿を思い浮かべてみる。


展望所から万座環状列石を眺める


道路を隔てて隣接する野中環状列石

万座環状列石とは道を挟んだ反対側にはもうひとつ、野中環状列石がある。こちらは所々に立ったままの石が残されていて保存状態が万座よりも多少良い感じ。ただし、こちらは展望台がなく全体像を見渡すことができないのが残念...って思ってたら、小学校の頃“木登り自慢”だったMasaが傍らに立つ木にスルスルと登って『良く見えるよぉ〜!』(笑)


展望所がないので樹上から(笑)

美しい円を描いている様子が良く判る

北東1.5kmに位置する黒又山。ピラミッドか?

発荷峠からの十和田湖の絶景

 



十和田湖畔に停めたダッちゃん

 

mission.2 奥入瀬渓谷サイクリング(青森県十和田市)

大湯からは樹海ロードと呼ばれる道で十和田湖外輪山を越えて、満々と透明な水をたたえた十和田湖畔に到着。御存じ奥入瀬渓谷の上流側入り口である。もちろんここの渓谷美を楽しむにはトレッキングが一番なんだけど、焼山までは遊歩道を15km。いくら美しい渓谷とはいえ15kmずっと歩いてたら、きっと飽きる(笑)だろうってことで、僕らはレンタサイクルをチョイスすることに。


レンタサイクルで子ノ口をスタート

渓流沿いの快適な下り坂に入る

奥入瀬川源流・子ノ口のレンタサイクル屋さんでママチャリを借り、焼山まで約15km続く奥入瀬渓谷をママチャリダウンリバーの開始(笑)。
子ノ口は富士五湖にも似た観光地っぽい雰囲気があるけど、一旦奥入瀬川沿いの国道に入ると、雰囲気は一変!空気までがグリーンに染まっているかのような美しい緑のトンネルを抜ける道になる。渓流沿いだけに、道路は終始下り坂でほとんど漕ぐ必要はなく、ただママチャリに跨がっているだけ。


木漏れ日の中、涼やかな風を切って走る爽快感!

道路沿いには多くの滝が並ぶ

奥入瀬で最も有名な銚子大滝


自転車を停め、こうして遊歩道を歩く

よく整備された舗装路を結構なスピードで駆け抜けると、まるでフラッシュのように眩しい木漏れ日と、暑さを忘れさせてくれる涼風に気分は最高!もちろん自転車で走ってるだけではつまんないので、レンタサイクル屋さんでもらったスグレモノの地図を参考に途中の滝や渓谷の景勝地では自転車を道路脇に停めてプチトレッキングを楽しむ。はっきり言って奥入瀬川の水質は、普段の僕らの遊び場に比べると決して格段に美しいとは言えないんだけど、渓流の美しさは何も水質だけではないわけで...周囲の森が本当に素晴らしいことに感激しながら、僕らはダウンリバーサイクリングを続ける。


あくまでも清々しい流れ

ダウンヒルONLY....最高!


九段の滝への遊歩道に架かる木橋にて

観光名所だけに大混雑を予想してたけど、さすがは東北・青森!(笑)車道を走るクルマの数はそれほどでもなく、河畔林の爽やかな風を全身に浴びて、ほとんど漕がずにただひたすら下りのサイクリングは快適!のひとこと。素晴らしい!!次々と現れる滝や有名なビューポイントを辿り、時には奥入瀬川にジャブジャブ入って(そのために全員がTEVAサンダルを履いてるんだもん!...笑)ながらしかも焼山で自転車を乗り捨てて、復路は快適なJR観光バスの旅だし(笑)。


沿道にはこうした奇岩が数多く立ち並ぶ
(写真は天狗岩)

上:ゴキゲンなサイクリング
下:雲井ノ滝にて


時折、渓流に入ってクールダウン


阿修羅の流れ

石ヶ戸の清流

焼山・観光センターがゴール(14.2km)

バスを待ちつつソフトクリームに舌鼓


バスで子ノ口に戻るとダッちゃんが「おすわり」して待ってました(笑)


mission.3  十和田ゴールドラインで酸ヶ湯温泉へ

奥入瀬渓谷を満喫した後は、十和田湖の外輪山を反時計回りで進み、標高1000mの展望台から十和田湖の全景を楽しみ、去年ともちゃんが絶対に行くんだもん!ってゴネたけど結局行けなかったレストランで十和田湖牛の極上ステーキのランチ。松阪牛の民の僕らですら言葉もない柔らかさ&旨さに一同脱帽!そして、ともちゃんの食に関する勘の鋭さにも脱帽(笑)


美しいブナの森を抜ける

味蕾館で十和田牛ステーキのラン

原生林の向こうに八甲田山の稜線が

こんな美しい崇敬を眺めつつ快適ドライブ


シーカヤックがちょっと“違う”感じだけど(笑)

 

民宿一泊ぶんのランチを奢ったせいで、何だか温泉宿で贅沢したくなった僕ら。ともちゃん&Azuがショッピングを楽しんでいる間にMasaとふたりで“温泉オタク”お勧めの温泉宿に電話してみたら、何と今日だけは空室有り!女性陣に内緒で思わず『大人4人お願いします!』ってことで、急遽温泉宿に泊まることが決定。八甲田山南麓のブナの原生林を抜けて睡蓮沼や地獄池などを巡りながら、これまた去年Masaが行きたかった酸ヶ湯温泉に立ち寄ってスッバラシイお湯を楽しみ(温泉に泊まるのに!)、とんでもない原生林を抜ける未舗装路をガタガタ走って18:00ちょい前に青荷温泉に到着。


水練沼から望む八甲田山

地獄沼(沼の向こう岸は90℃以上)

水練沼からの八甲田連峰
CLICK

酸ヶ湯温泉に到着

総ヒバ造りの千人風呂(写真提供:酸ヶ湯温泉)


mission.4  ランプの宿に泊まる(黒石市・青荷温泉)

Masaによれば『酸ヶ湯みたいな魅力的だけど強烈な温泉は日帰り入浴用で、ここみたいなまったりした単純泉は宿泊用だよな、やっぱり。』のなのだそうで。

ただ、ここ青荷温泉の魅力はお湯だけではなく、なんと電気がないランプの宿ってこと。18:00に部屋に入った時、部屋にはランプがひとつだけ灯されているけどすでに真っ暗で全て手探り状態(笑)。夕食も目が慣れるまでは何喰ってるのかワカラン状態(笑)...だけど、秘湯ムードここに極まれり!って感じで女性陣にはバカ受け!行き当たりばっ旅でこんな秘湯にたどり着けるなんて、つくづく“一家に一人、温泉オタクな息子!”です、はい。

(吊り橋を挟んで、内湯、外湯、滝見露天、混浴露天と4つのお湯が楽しめて楽しい。夜になると200を越すランプが一斉に灯され宿全体がぼんやりとした温かな明かりに包まれる感じが素晴らしい。)


ダートを抜けて青荷温泉に到着

宿にはランプのみで電灯はない

滝見の湯でホッ!

浴衣でそぞろ歩き


午後6時、すでに部屋は暗い(笑)


たくさんのランプが提がる食堂で夕食

混浴でも全く問題なし。見えないんだもん(笑)

 

 

8/27(月)
花巻南PA→東北道→十和田IC→R103→大湯環状列石(見学)→十和田湖→奥入瀬(サイクリング)→御鼻部山展望台→味蕾館(十和田牛)→睡蓮沼→地獄池→酸ヶ湯温泉(入浴)→青荷温泉(泊)

8/25-26 東北サファリ・蔵王
8/28  下北半島
 

 

August.2007 MENU

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