FLAME LAYOUT

 

 

 

 

[8/25-26 東北サファリ・蔵王][8/27 奥入瀬・八甲田山][8/28 下北半島][8/29 三陸海岸] [8/30 長野須坂] 
 

 

 

 

 

8月25-30日 東北グランドキャラバン2007(東北地方)

 

8/25-26
 


蔵王登山道からお釜池を望む(蔵王山)

 

 

mission.1 東北サファリパーク(福島県二本松市)

いよいよ始まった夏休みグランドキャラバン2007!
数年前までは春頃から行き先を決定し、ガイドブックと首っ引きでプランを立てていたけれど、去年Masaに計画の全てを任せてみたら、彼のラフな計画での“行き当たりばっ旅”がなかなか楽しかった!そんなわけで今年は特に何の準備もなく夏休みを迎えたのだった。
今年のグランドキャラバンがどれだけいい加減かというと、3日前まで日程が確定せず。しかも行き先までもが前日まで四国にするか東北にするか家族でアレコレ話し合ってる始末で、結局出発当日である昨日昼過ぎに決定するという準備の悪さ(涙)。
で、出発当日の午後から準備を始め、昨夜20:30頃TV番組「志村どうぶつ園」を途中まで観て、さ、そろそろ行くか!ってまるで近所のコンビニにでも行くような雰囲気でスタートである。
伊勢道、東名阪と走りつつ東名にするか中央道にするか、はたまた関越?ちょっと地震の影響が心配だけど北陸道?などと迷いながら、結局走り慣れた中央道をチョイスし、まずは東京へ。
ちょこっとだけ夜景を楽しみながら高井戸から杉並、練馬を経て川口から東北道へと進み、宇都宮の手前で予定の2:00a.m.になったので最寄りのPAでP泊決定。なんてことのない普通のPAだけど、結構周囲に緑が多いからか、涼しくて快適。


東北道矢板北PAでP泊

東北サファリパークに到着

そんなわけで昨夜は3:00就寝だったにもかかわらず、仮眠ってな感じでシュラフも出さずにバタンキュー!だったこともあり、今朝は早く目が覚めて6:30には東北道の本線上を走り始めてた(笑)。そんなわけで、三重県から遥々と東北までやってきて、一番最初の目的地は...東北サファリパーク(とっても我が家らしい...爆笑)。


動物たちに追いかけられる

呑気に寛ぐライオンさん

HPから見る限り、洗練された最近の動物園とは逆さのベクトルに突き進むB級動物園(褒めてるんです)。Azuが大好きなTV番組「志村動物園」だか「動物奇想天外」だかで情報収集し、今度東北に行く時はゼッタイに行くのっ!と決めていた場所。我が家の旅の成功は彼女のご機嫌が全てといっても過言ではないほどなので、まずはAzuのご機嫌をとるために、福島.二本松市へ...。

で、結果はというと、予想通りの見事なB級ぶり!一応サファリパークと名乗るだけに、動物たちの中をダッちゃんで走るサファリパークスタイル。絶対に窓を開けないで下さいね!って割には、袋入りの動物の餌を勧められたりして。窓を開けずにどうやって餌やるんでしょうか?(笑)


ホワイトライオンとAzu

ラクダの追走はかなり怖い

ライオンさんはさすがに窓を開ける気にもなれなかったけど、キリンさんやラクダさんやバイソンさんは窓全開(笑)窓から首を突っ込んで餌をねだるキリンには驚いたし、ダッちゃんの後ろから砂煙を上げてダッシュで追いかけてくるシカやラクダの大集団は恐怖さえ感じましたです。

ちなみに、ここ東北サファリパークは白い動物で有名。トラ、ライオン、シマウマ、カンガルー、タヌキ、ロバ、ヤマアラシetc...とにかく真っ白ばかり集めてて、初めてみる奴らでちょっと楽しいかも。




観光客モードで記念撮影

mission.2 蔵王山“なんちゃって”登山(山形県・蔵王山)

史上最高のB級サファリパークを楽しんだ僕らは、二本松ICから東北道に戻って、さらに北上を続ける。紀伊半島のカヌーイスト垂涎の聖地である裏磐梯へ行こうという意見も一部(...つまり僕だけ)にはあったけど(笑)磐梯山へは裏磐梯にカナディアンカヌーを積んでまた来ようねって説得され、白石ICからR457を通って蔵王へ。「蔵王」...何てステキな響き。関東の人が例えば「京都」という言葉に一種のエキゾチズムを感じるように、関西人の僕にとって「蔵王」は「尾瀬」とともに永遠の憧れ。我が家の九州オンナにとっては、僕以上に特別な感慨を覚える地を目指す。


やはり山頂を目指したい!ってことでスタート

火山らしい荒涼とした風景の中を進む

R475は遠刈田温泉を過ぎると典型的な山岳道路になる。ただ、道幅も充分でしかも交通量が少ないこともあってダっちゃんでも楽々。濁川沿いの各所に滝見台が設けられているけど、それは帰り道のお楽しみってことにしてまずは蔵王を目指し蔵王ハイライン(通行料¥500)で駐車場に到着する。休日にもかかわらず、駐車場待ちは最小限。10分ほどで第一駐車場(無料)にダっちゃんを停めることが出来た。


稜線上の登山道から見下ろすお釜
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刈田岳のすぐ下、標高1750mの駐車場に降り立つと、半袖では少し寒さを覚えるほど。ビジターセンター(県営レストハウス)を通って観光客で賑わう蔵王の火口湖・御釜の展望所へ。御釜...オカマと言ってもあのオカマではなく(笑)蔵王三峰(刈田岳・熊野岳・五色岳)に取り囲まれるようにある円型の火口湖のことで、釜状なのでお釜という名前がついているそうだ。


山頂を目指しガレ場をゆく

夏の花満開の登山道

主稜線の避難シェルターに到着

クマノ...と書かれた石門。小屋の残骸か?

荒々しい、まるで地獄のような真っ赤な火口壁と見事なコントラストを見せるエメラルドグリーンの湖面。生き物の棲息を許さない強酸性の湖水は太陽光線の角度によって、さまざまに色を変え、「五色沼」という別名もあり、僕らが眺めている間にも湖面を流れる雲の影がとても神秘的な雰囲気を漂わせている。

御釜展望所から左手の緩やかなカーブを描く稜線を辿ると、雲の切れ間から蔵王最高峰・熊野岳のピークを望むことが出来る。ガイドブックによれば山頂までは約45分往復5.2kmの登山道が設けられているとのこと。『行ってみる?』僕とMasaの誘いにともちゃんとAzuも同意、急遽蔵王登山のスタートである。


気持ちの良い稜線散歩。目指す山頂はもう間もなく

荷物は飲み物と行動食と雨具、そしてファーストエイドキットだけを詰めたMountainSmithのDay×2だけ。足元はジャングルモックという軽装だけど、先ほどから雲の流れが速いので視界不良の可能性を考えて地形図とGPSだけは持参する。
ただし、登山道はほとんど完璧に整備された遊歩道で、道の脇には吹雪のときの目印なのか、山頂まで延々と目印の3mほどの長さの杭が打たれて、仮に濃霧になっても迷う心配はなさそうだ。(もちろん路面はガレガレで気を抜くと足を取られるので注意は必要)


蔵王山(熊野岳1841m)登頂!


『サンカクテンッ!』バカな母親に苦笑い

山頂の神社にお参り


8月下旬と言えども多くの高山植物が咲き誇っている

御釜を巻くように尾根道をしばらく進むと、馬の背と呼ばれる眺望に優れた切り立った場所に到着。ここから主稜線上に建つ避難シェルター(*蔵王は1990年に群発地震があった火山)までは距離は短いものの結構な急登。シェルターから熊野岳山頂までは上りか下りか判らないほどの緩やかな尾根道が続く。

スタートから30分、蔵王・熊野岳山頂(1841m)に到着。一応は日本百名山に登頂成功なんだけど、標高差100m足らずの“なんちゃって”登山じゃねぇ(苦笑)。何だか登山というには申し訳ないけれど、取りあえず三角点で記念撮影をして、熊野神社に参拝し、斎藤茂吉の歌碑を眺めながら早々に下山を開始する。


ヤマハハコCLICK

秋の気配が漂う

花と花(笑)

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ガレ場の連続だけに転倒しないように足元に気を遣いながら、僕らは尾根道を慎重に下る。登山道沿いにはすっかり秋の空気にもかかわらず多くの高山植物が可憐な花を咲かせている。僕らはそんな花々を楽しみながら御釜を見下ろす登山道を進み、何とかビジターセンターに到着。登頂記念ピンバッジを買って、アイスクリームを食べながらダッちゃんに戻る。


エメラルドグリーンのお釜は何度見ても飽きない
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エゾオヤマリンドウ
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ハクサンシャジン
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キンコウカとお釜

 

 


ダッちゃんに乗り込んだ僕らは、蔵王ハイラインを走って下山開始。途中、濁川沿いの各所に設けられている滝見台に立ち寄って、蔵王山麓に点在する不動滝、三階滝、不帰滝、振子滝などの滝を見学。火山ならではのスケールの大きな滝はどれも素晴らしく、涼やかに流れ落ちる姿が僕らを楽しませてくれる。


登山の後はアイスクリーム。これ定番!

不動滝(ふどうたき)展望台へ

不動さんにお参り

三階滝(さんかいたき)

駒草平から望む不帰の滝 (かえらずのたき)

振子滝(ふりこたき)


 

mission.3 鳴子温泉(宮城県大崎市)

蔵王に登頂し滝巡りを楽しんだ後は、再び東北道を北上。
Masaの強い希望で鳴子温泉郷の公衆浴場・滝の湯へ。さすがにMasaの見立てだけに素晴らしいお湯!そして公衆浴場然とした雰囲気も素晴らしい。そればかりか鳴子こけしが随所に配置された温泉街の雰囲気もコンパニオンさんではなく芸者さんが似合う感じで、良い温泉を見つけたなぁってMasaに感謝だ。

鳴子温泉でこけしを買って、名物の「うーめん」なる食べ物を戴いた後、古川ICからさらに東北道を北上し、今夜は少し早めに花巻南PAでP泊。ビールをプシュッ!静かで涼しくて良い夜。

ちなみに昨夜、家を出てからここまでの丸一日の走行距離は730マイル(1168km)。
たぶんこれまでの我が家の24時間走行距離の最高記録のはずである。


鳴子温泉・本湯へ

男風呂はこんな感じ

鳴子名産のこけし専門店へ

噂の“鴨うーめん”温かい素麺です


町中がこけしだらけ!

 

8/25(土)
自宅→伊勢道→関JC→東名阪道→小牧JC→名神→小牧JC→中央道→高井戸IC→環八→大泉IC→外環→川口JC→東北道→矢板北PA(P泊)

8/26(日)
矢板北PA→東北道→二本松IC→東北サファリパーク(見学)→二本木IC→東北道→白石IC→R457→蔵王ハイライン→蔵王山(登山&滝巡り)→村田IC→東北道→古川IC→R47→鳴子温泉(本湯・入浴)→古川IC→東北道→花巻南PA(P泊)

 
8/27  奥入瀬・八甲田山

 

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