WWW.PAPAPADDLER.COM


FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

September.2005 part.2

 

 

 

  

 

 

予めお断りしますが、今回の写真はヒジョ−に変化に乏しくカヌ−イスト以外には
たぶんツマランです(笑)ただ、宮川を下るカヌーイストには役立つ情報かと...


鮠川橋にて

9月10日 カヌー30km+自転車30km(宮川ソロダウン&アップリバー)

土曜はMasaのクラブで日曜はMamaのフラメンコ。来週に迫った試合に向け練習に熱が入る息子さん&生徒さんを率いてパルケ・エスパーニャのコンテストに出る奥様は野遊びどころではなさそうなので、今週は久々にソロ活動。それに昨日クラプトンの新譜を買ったし、そいつを聴きながらパパでもマイダーリン(恥)でもなく、ひとりでウットリ“男である自分”を感じつつドライブでもしたい僕なのである。

OUTBACKのコンソールにある6連奏CDプレイヤーからORANGE RANGEを取り出してクラプトンの新譜、その名も“BACK HOME”(ヲイヲイ、せっかくの“男のソロ活動”なのに家に帰っちゃイカンだろ!)を挿入し、ルーフにOld Town CAMPER(カヌー)を、カーゴにPEUGEOT Pacific16(自転車)を積んで、Back to my home river...宮川へ出発。窓を全開にして浴びる早朝の涼やかな風。空が曇天だけど、気分は快晴!だ。


今日はソロ活動

新譜の1曲目のタイトルは“so tired♪”。ほぉ、今の気分にぴったりのタイトルだよなぁ...一度聴いただけで意味が解るほど英語が達者じゃないので、REPEATで歌詞を注意深く聴いてみると、いきなり子育て疲れの曲(笑)。なんだか自分のことを歌われてるみたいで伊勢道をドライブしながらゲラゲラ大笑い。

8:00粟生到着。台風14号による大雨で9/7には+4.70m(平常値より6mアップ)だった水位も今日の朝の時点で+1mと落込んで、ちょっとがっかりだけど、ま、それでも1mのアップならそこそこ楽しめそう。今日はソロなので、誰かをサポートすることも漕ぐペースを合わせることも必要もないし、久々に宮川ロングコースをいっときましょう!ってことで、宮川最下流の堰堤・粟生頭首工の直下である七保大橋〜度会橋、つまり宮川中下流部を一気に漕ぐことに決める。

距離は約30km。北山川〜熊野川42kmを1日で漕いだりしてた10年前と比べて、最近はあまり長い距離を漕ぐことがなく、長くて20km止まり(子連れだと10km程度に抑えてるし...)。10kmだって20kmだって楽しいけど、やはり簡単に歩けない距離を持ち運べない荷物を積んで進めるからこそカヌーなのであって、僕にとって“旅”と呼べるのは、歩いて8時間以上掛かる距離、則ち30km以上の場合だけなのだ。

 

たぶん...たぶんだけど、かなり体力が衰えたとはいえ、それなりに省エネ漕法を覚えた今の僕には一日に10時間、50kmまで程度なら漕ぐ能力はあるはずで、 ゴールの後の体力を温存しても、今日のこの宮川を30kmなら大丈夫...そういう判断である。

R42沿いの電器屋の脇から七保大橋直下の河原への進入路があるけど、河原は相変わらず荒れ果ててDiscoならともかくオーバーハングの長いOUTBACKではスタックする可能性があるので、電器屋の先の道路脇にクルマを停めて(違法駐車)、歩いて河原へ道具を運ぶ。

着替えを済ませ、CascadeDesignのプロパック、SeatleSportsのフロストバッグ、そしてスプラッシュガードに入れたPEUGEOT Pacific16を積んだカヌーで七保をスタート(8:10)。


七保大橋をスタート(8:30)し野原橋まで3km下って

台風14号によるダム放水でカフェオレ色に濁り切った宮川。スタート直後は約2mの水位アップで川幅一杯に茶色い水がただひたすら流れてる感じ。すぐにスコールのような大粒の雨が降り出して、どこかの災害現場にいるような雰囲気。初めての宮川がこれだと、まずこの川を好きになれないだろうなぁ...ひとり苦笑しながら、こういう時は“体育会系”的にガシガシ漕ぐに限るので、川の流れ+ピッチストロークで10km/h以上のスピードを保って進む。


自転車に乗り換えOUTBACK回収

再びカヌーで27km下流を目指す(8:55)

すぐに神瀬に到着するけど、これだけ水量があると大岩は瀬というより単なる水面の盛り上がりでしかなく、なんとな〜くクリア。スタートから約10分で野原大橋到着(8:20・3km地点)。七保の道路上に停めたOUTBACKが付近の住民の邪魔にならないか少し心配だったので、ここで一旦カヌーからPEUGEOTを降ろしてOUTBACKを取りに七保に戻り、OUTBACKを野原橋の河原に移動して改めてスタートだ。野原から度会橋までは約27km。この距離を一気にダウンリバーするのは久々でちょっとワクワクする。


田口大橋(9:10)

もちろんソロなので義務も責任もな〜んもないし、PEUGEOTを積んでるからどこでや〜めた!しても良いわけで、何のプレッシャーも悲壮な使命感も感じない本当の意味でのお気楽ダウンリバーだ。

茶色く濁った宮川の流れに乗っかってるだけで9:10に田口大橋(5km)、9:30に鯨岩(10km)、そして9:45に中川大橋(11km)通過。
ここまでのコースは今年一度しか下ってないので、一応何があっても対処できるようにパドルを手放すことなく流れに対してカヌーを平行に保つようにしてたけど、中川大橋からはたとえ今日のように透明度がなく川底が見えなくても河原の形状や分流の様子が完璧に頭に入ってるので、パドルをボトムに置いて浮力体に寝転がってメールの返事を書いたりながらひたすらドンブラコドンブラコ(笑)。

カヌーってのは何もしないと流れに対し横向きになってしまう性質があるので、波を越えるたびユラユラとローリングするのが非常に眠気を誘う。


今日は神瀬よりここがヤバかった

 

こういう日は瀬音が聞こえた時だけ岩にぶつからないように片手パドルで避けてればまず大丈夫なわけで、こんな状態で時々写真を撮ったりしながら鮠川大橋手前の河原まで流れて行く。
10:04に鮠川大橋(14km)で一度目の休憩。Masaの自由研究で宮川の水質が保たれている要因のひとつとして挙げられてた“緩速ろ過”の現象がくっきりと現われていたので、ちょっと感動しながら上陸して写真を撮る。


中川大橋(9:45)
川は濁ってるけど清潔感は失われていない。

支流がないにもかかわらず河原の縁
だけは水が澄んでいる(鮠川大橋手前)

 


緩速ろ過の決定的証拠!

雨も止んで少し暑く感じたので、緩速ろ過された透明な水が湧く浅瀬に寝転んで体のクールダウン。水中を覗くとカフェオレと透明の境目に相当の数の魚が群れをなしていてビックリだ。ここで30分ほどのんびり過ごして、再び漕ぎ出す...というか流れ出す。空色屋根のコンクリートプラントが見えてから久具都比売橋までは、まさに漕がずに流れるって感じ。


澄んだ帯状の部分は魚影も濃い

10:55に久具都比売橋(18km)を通過し、内城田大橋手前の瀬でちょっと肝を冷やしつつ(意外にもグレード2!)、11:03内城田大橋(19km)、一之瀬川合流点、宮リバーパーク(20km)と快調に流れる。雨〜曇り〜晴れ〜でも、また雨という今日の天候のせいで、宮リバーパークは無人...というか七保からここまでに出会ったのは田口の川漁師のおじいちゃんだけで河原に人はナッシング!もちろんカヌーもゼロ...要するに今日、宮川は僕のもの!うひひひ...思わずスケベ笑いが漏れてしまう(笑)。


久具都比売橋(10:55)

一之瀬川合流!(11:05)


内城田大橋手前の瀬(11:02)

 

宮リバーを過ぎると間もなく南伊勢大橋(21km)手前の三ツ岩。ここは増水すると川に点在する岩が少しばかり複雑な流れを作り出して、“遊べる”ポイントになる。(今年は幸い起きなかったけど、ここは例年水難事故で2〜3人は溺れて亡くなる地点。)


南伊勢大橋・三ツ岩のエディに入って休憩

横輪川合流点(11:40)

今日はそこそこ楽しい状態になってたので、ここで一旦エディインして休憩した後、バウを上流に向けてフェリーグライドで岩から岩へ渡り歩いて遊ぶ。流れのパワーがあるので、岩の上流側を漕ぐ時はブローチングする自分の姿が頭をよぎってちょっとスリルがあるけど、岩の周りをグルグル廻ったり、沈スレスレにリーンさせてスターンをエディに引っ掛けてクルリと転回したりと、水の流れと戯れる。流れの中でカヌーを操る楽しさ...へたっぴの僕にもテクニック至上主義のパドラーの気持ちがちょっぴり分かる瞬間だ。


岩から岩へと渡り歩いてオアソビ(笑)

こういう遊びを30分以上続けてると上半身がガチガチになってくるので、あっさりと止めてダウンリバー続行。円座の美しい河原を右手に見て葛原の河原へと進む。ここは僕らが家族で宮川に通い始めた頃のベースとしてお馴染みの場所。(Azu、生後2ヶ月の初泳ぎもココだった...笑)懐かしくて、思わずここで2回目の休憩を取る。もちろん左岸の葛原側はカフェオレなので上陸は横輪川合流点のある右岸。もうここは伊勢市なのに、360°人工物なし!が素晴らしい。


僕の宮川の原点・葛原の河原にて

おにぎり&LEGERのリゾット&コーンスープのランチを楽しみながら30分ほどを過ごしたけど、突然ヤブ蚊に見つかって総攻撃を受け始めたので慌てて退散し、腕や足をポリポリ掻きながら11:50伊勢道宮川大橋(25km)を通過。ここから宮川は川幅が200mにまで増して大河の様相を呈し始める。

渇水時にはコース取りに、そして海風に悩まされるこれからの区間も今日は流れがあって、カヌーは自然と下流へ運ばれていく。ここでまたしてもゴロ寝(笑)。ボトムに寝転がって空を見上げると、青空をバックに高層の雲、中層の雲、そしてほんの100mもなさそうな低い雲それぞれが違うスピードでながれて3D効果抜群。


シルバー水管橋(12:13)

ブルー水管橋(12:31)

時折、轟音を発しながら自衛隊のアパッチ対戦車ヘリが上空を通過するんだけど、何故か僕の真上でホバリングしていく。どうやら向こうは僕を観察しているみたい。
『今、攻撃されたら防ぎようがないなぁ。』なんてバカなことを思いつつ、もしかしてアパッチの皆様、オレ様のことが羨ましいのかな?なんて高慢な考えが頭をよぎるけど、よく考えたら増水した宮川を自然流下、しかも人が仰向けに寝てるのを見て『死んでるんちゃうか?』と思ったってところなんじゃないのかな?(笑)

流れに身を任せ、12:13に銀色の水道管橋(26km)、12:31青の水道管橋(28km)をそれぞれ通過すると、正面に伊勢市の街並みが見えて来る。
ここで、ゴール寸前の岩礁の瀬に揺られながらCASIO G'zOneケータイを開いてEzナビ(GPS機能)でゴールの上陸ポイントを検索する。
いつもなら左岸の川端堤の舟溜りをゴールにするのだけど、今日はちょっと趣向を変え、最寄りの参宮線「山田上口」駅までPEUGEOTで走って自転車をバッグに詰めてJR列車でOUTBACKのある野原(最寄り駅は「栃原」)まで戻ってみようというアイデア(いわゆる“輪行”ですね。カヌー&自転車&電車で輪行なんて、若い時に戻ったみたいでワクワク...笑)。


G'z Oneのナビゲーションで駅を確認

でも、結局クルマの進入が容易な左岸にゴール(12:45)。普段なら緩やかな流れで距離が稼げない宮川だけど、今日は流れがある上にマイペースが保てるので、超ラクチンダウンリバー...8:10スタートで度会橋到着が13:00前と休憩&水泳&ランチタイムを除くと3時間半という、宮川にしてはなかなかのペース。


度会橋にゴール(12:45)

カヌーから下ろしたPEUGEOTをセットアップ

宮川を30km下って時計の針はまだ13:00!しかもほとんど疲れがない!ってことで、もうひと遊びできるぞ!...目論み通り川端堤でPEUGEOTをセットアップし、プロパックに装備を詰め込んで度会橋から川沿いに参宮線・山田上口駅へ向う。

 

川底から湧き上がる湧水
QuickTime Movie 0.7MB

ドンブラコドンブラコ...
QuickTime Movie 2.8MB


カヌーのゴール・川端堤から山田上口駅まではEzナビによれば2125mの道のり(めちゃ正確!)。ほんの目と鼻の先だけど、30kmDR後の身体にはそれなりの距離なので、自転車がなければゴールポイントのすぐそばにバス停があるのにわざわざ駅まで歩いたりはしないはず。カヌーに自転車を積むことは、とても気持ちをアクティブにする効果があるのだ。ハンドルにストラップで固定したG'zOneのナビを起動したまま音声ガイダンスに従って駅へ。画面サイズから考えると、クルマの運転中にこれを使うのはかなり危険だけど、簡単に立ち止まって画面を注視できる徒歩や自転車にぴったりで、これはかなり使えそうだ。

 

看板が素敵な山田上口駅(無人)

駅構内で記念撮影

ものの5分で駅に到着。伊勢市駅と宮川駅の間に位置するここは無人駅!よって、改札なし!自転車を連れて構内に入れるのが嬉しくて、ホ−ムで記念撮影(笑)を済ませ、時刻表を見ると...何と、次の列車まで30分待ち。ま、いっか!とベンチに腰掛けて自販機で買ったアイソトニック飲料を飲んでたら、向いのホームに行こうとしてる大荷物を抱えたおばあちゃんが目に入る。一応“アイム・ア・ボーイスカウト”なので、荷物を持ってあげてホームまで送り届け、おばあちゃんとお喋り。すると...

『なんやぁ、あんた栃原行きなさるんか?多気で乗換えやんすとええけど、多気でだいぶん待たなあかんに。』

まさか!とは思ったけど、G'zOneのEzナビ乗換検索で調べてみると...今から25分後の13:55発亀山行きで多気14:11着。でもって多気で紀勢本線に乗り換えて15:27発新宮行きで栃原15:43着¥480...って、ナニ!?多気駅で1時間15分も待つってこと!?つまり、度会橋にゴールしてから電車を利用すると野原橋のOUTBACKまで3時間掛かるってことなのだ(涙)。何だかバカバカしくなった僕は、輪行を諦めて自転車で野原まで漕ぐことに決め、おばあちゃんにサヨナラを言って自転車に跨がってそのまま駅を後にする。

 


野原大橋に向け、宮川沿いを疾走!

 

バスの便があれば、バスで田口まで行ってそこからまた自転車で野原橋に向うことも考えたけど、今日は土曜ダイヤなので「上田口」行のバスが来るのはちょうど1時間半後(涙)。概ね登り坂とはいえ、Pacificならアベレージで20km/hが稼げるからバスを待ってる間に野原橋に着いちゃうなぁ...ま、神様か仏様か知らないけど、とにかく僕に自転車で行かせたいようなので、パドルをペダルに代えて宮川沿いをただひたすら漕ぐ僕なのだ。

ところが、野遊びの法則『カヌーを漕ぐ時、風は必ず向い風』が自転車にも当てはまってしまい、カヌーを漕いでる時は海からの風だったのに、自転車で上流に向い始めると今度は上流からの風が!


バス停でひと休み

顔を真っ赤にしてヘロヘロボロボロになって野原までの25kmを通行人にあからさまに好奇の目を向けられつつ漕ぎ進む。

結局、時々バス停のベンチで休憩しながら水分補給をしないと身体が持たないほどシンドくて、野原橋のOUTBACKに戻った時にはすでに15:37になっていた。
ま、列車で戻るより15分ほど早かったのが気分的にはせめてもの救いだけど、野原橋〜七保大橋+度会橋〜山田上口駅〜度会橋〜野原橋で約30km。カヌー30km+自転車30kmで人力移動距離合計60km...これってもしかしてバイアスロンのレベルかも(涙)。

もう倒れ込むようにOUTBACKのシートに身体を預け、ほんの30分で度会橋に戻った僕は、夕暮れ迫る河原でCAMPERをルーフに積込んで、宮川を後にする。

26℃にエアーコンディションドされた快適な室内。シートから伝わるボクサー6の咆哮。スピーカーから流れるクラプトン。そしてLAWSONで買った“大人のほろ苦カフェオレ”(笑)...

大人だから楽しめる子供みたいな遊びを存分に味わった充実感に満たされた僕は、メチャクチャな英語でクラプトンと一緒に歌う。

♪Bit by bit I'll review my plans
This is it !
Do the best I can
Trust and understand
Cause I know that I am loved
And I'll be on my way.

ゆっくりと見定めていく
これからどう生きていくかを
最善を尽すこと
大切なのは信頼と理解
愛を得た今 やっとわかった
しっかりと自分の道を生きていく

(Back Home♪by ERIC CLAPTON)


野原橋に到着

 

あと数日で40歳のオッサンにはちょっとキツめの一日。でも、楽しかった一日。

 

 


ようやく度会橋に戻ってCAMPERをピックアップ

 

 

 

September.2005 MENU

 

 

アンケートにお答えください!

 

_  _  _

 

Copyright 1998-2005 Akihikom.All right reserved

paddler@mac.com