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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

April.2005 part.3
 

 

 

 

 

 

 


青い空とカヌーとOUTBACK

 

4月16日 春の宮川サラサラ行くよ〜♪(野原橋〜中川大橋 8km)

今日はともちゃんがいつものヨットハーバーでのフラメンコの公開レッスン。レッスンスタジオから出て人前で踊ることで舞台度胸を付けようという一種の“ストリートパフォーマンス”(笑)。子供たちはと言えば、先日からダイニングテーブルを使った“食卓球”(まさにテーブルテニスだな...笑)に夢中でママがいない数時間を楽しく留守番できそうだ。しかもともちゃんが昼食の準備を整えて出て行ったので、お鍋を火に架けて温めるだけだし。
そんな状況でムクムクと湧き上がってくるのが、僕の“ソロ活動”願望。タイミング良く新しいクルマ・SUBARU OUTBACKにTHULEキャリアも付いたことだし、青空と穏やかな春のそよ風が僕を誘うのだ。
『オレ、ちょっと“男の子”になってくるわ。何かあったら携帯鳴らしてくれる?』...ってもう中学生の息子をコドモ扱いしちゃいけないな、と思いつつ、ピンポン♪ピンポン♪早くも始まった“食卓球”の子供たちを残して、正味5分でカヌー準備完了のOUTBACKに乗り込む。おっと、Pacific忘れた!ダッちゃんから折畳み自転車PEUGEOT Pacific(BD-1のOEM)を移して、のんびりと9:30出発。

1年半ぶりのソロカヌー...つかの間のひとり旅だ。そうそう、オトコの“ソロ活動”には音楽も相応しいものを。インパネに収まった6連奏CDから子供たちのオレンジレンジやレミオロメンを取り出して、“マイブーム”のMonkey Majikを挿れる。Lily♪ 何度聞いてもいいねぇ、メジャーデビューは当然だな。

高速道路に入る。
カヌーを積んで初めての高速走行なので、アクセル控えめ。家族連れのミニバンにどんどん抜かれながら、100km/h程度で流してフロントスクリーンの上半分にはみ出したCAMPERの挙動を確認する。
現代風に丸く短いルーフを持つOUTBACK。キャリアの前後幅が1mしか採れないせいで、カヌーのセンターに位置するOld Townロゴの少し前あたりにフロントのキャリアバーがある...つまりカヌーのほとんど前半分をボンネット上に突き出す形で積載するしかないので走行中の風圧を受けてバウが左右に小刻みに揺れる。
前後幅2.1mのDiscoや最長3.5m採れるダッちゃんはがっちり固定できて、こういう変な揺れはないんだけど、OUTBACKはブルブルグラグラ盛大に揺れる。


野原橋下の宮川に到着

フロントバンパーから採ったバウラインにかなり依存している不安定な積載...そのバウラインも牽引フックがないのでナンバープレートステーを利用した仮設のモノだし。100km//h以上は出す気がしないし、横風を受けたら怖くて運転どころの騒ぎではなさそう。しかも純正採用のTHULEのフットの剛性が低くてグニャグニャ感を体感...他のキャリアへの買換えも含め、要改良だ。


気温22℃。スタート準備を進める

途中、コンビニで食料を仕入れて10:00過ぎに野原橋の河原に到着。
Discoとさほど大きさが違わないOUTBACKだけど、小回りが効く分切り返しなしで進入路へ。河原での走破性はいかが?普段は無理しないけど、今日は思い切ってバレーボール大の玉石ゴロゴロな部分や足さえも沈むような砂地、タイドプールが干上がった状態のぬかるみなど、轍を残さないスピードに心掛けて走ってみる。
やや大きめの前後オーバーハングを何度かヒットしてガリガリ嫌な音がしたけど、Disco並みの地上最低高と最新の4WDシステムは噂通り。このクルマをスタックさせる場所に入ることはかなり勇気が要るとの印象を受けた。
水辺から少し離れた場所にOUTBACKを停め、カヌーと装備を下ろしてセッティング。スッポンポン着替え(中年男の図々しさか?...笑)を済ませ、ものの5分で準備完了。

最後に重量バランスを考えてバウ寄りにPacificを載せて10:30、ダウンリバースタート。

500mほどでいきなりのザラ瀬。ライニングダウンを強いられる。でもこの時期にしては水温がかなり高くて、浅瀬をバシャバシャ歩くと “痛い”感じはなくキリッとした冷たさが心地良いほどだ。
水質は宮川としては残念な透明度で、決して満足できる清冽さはないけど、逆光に輝く瀬の美しい光がそれを感じさせないのが有難い。2km下流の田口大橋までは風速5m/s程度の微風、少し左からの向かい風。風下に軽くリーンさせてバウを右に数度振ってJストロークの“残心”を小さめに風を利用してフォワードで進む。右オンサイドの僕が一番好きな風。パドリングジャケットがハタハタと鳴るそよ風が“超・キモチいい”。

しばらく漕ぐと、早くも自分の頭から“漕ぐ”という意識が消える。自分の意図するペースでカヌーが進み始めると、まるで手がオートマティックに動き始めるような感覚に陥るのだ。


バウに積み込んだフォールディングバイク

他人に合わせて漕いでいる時には決してない感覚...これは自分の技量のレベルに合った川をソロでツーリングする醍醐味のひとつなんだろうと思う。


早瀬を昇る30尾もの鯉の大群

30分ほどで田口大橋をくぐる。
右手に広大な河原を眺めながら左岸ギリギリの細く頼りない本流に乗って進む。20mほどの小さな早瀬に差し掛かると瀬の大きさの割に水面が大きく波立っているのが目に付く。ん?良く見ると流れに沿って何十もの細長い線が水面に突き出ている。
おおっ!ご無沙汰!真鯉の瀬上りである。
僕とすれ違うように瀬を泳ぎ上る2〜30尾の50cm級の巨大な鯉。
『何やってんだよ、狭いんだから邪魔すんな!』
僕のカヌーと10cmとは離れてないコースを泳ぐ鯉と目が合ったら、そんな捨て台詞を吐かれた(笑)。
15年ほど前はちょうど端午の節句あたりに見られた光景。いつだったか?義弟と一緒にここを下った時、ライニングダウン中にこの“鯉上り”に遭遇して脛に鯉がぶち当たって痛い思いをした記憶が甦る。

幾つもの瀬と淵を越え、僕は進む。自動的に動く手、そして無意識でコース採りを選択...そこに意識は全く介在しない。頭にあるのはとても哲学的なことだったり、ここには書けないようなイケナイ妄想だったり(笑)、とにかく考え事をするのにはカヌーが一番である。今日の考えごとのテーマは『ソロカヌーの意義』について(笑)
『なんで、カヌーなんてするの?』って聞かれた時、以前の僕はいつも『カヌーでしか入れない河原に入ってひとりで広い河原を独占することができるから。』って答えていたことを思い出す。カヌーを始めようと思った時、一番気に入ったのはパドルの音だけしかしない静かな乗り物だということ。静かに過ごしたいと思った時に最適だと感じたのだ。そう、カヌーは“カヌー時間”とも呼べる自分の時間を持つことができるのだ。


♪は〜るの宮川ぁ〜さらさら行く〜よ〜♪

昨年秋の増水の爪痕

僕は“物静か”とは対極にいる、いつもお喋りしてる口数の多い男だ。生まれつきお喋りで“寡黙”とか“男っぽさ”に無縁なのである。でも、だからこそ孤独に憧れる部分があって、意外にひとりで黙々と作業することが好きだったりする。誰にもこんな二面性はあるにせよ、とにかく僕は度胸にも腕っぷしにも全く自信のない『孤独好きなお喋り男』(だから全くモテない...笑)。自分に緊張を強いて、しかも人恋しくなる一人旅が好きな僕にとってカヌーってのは静かに愉しむべき野遊びであるという認識は今も変わっていない。


爽やかな向い風5m/s。ソロだと涼しくてちょうど良い。

 

ところが!
ハタチの頃と中身はあまり進歩も退化もない僕だけど、ハタチの頃と決定的に違うのは、今の僕には家族がいることだ。自分の愉しみと家族の折り合いを上手くつけるため、僕は家族と共にカヌーをすることを選んだ。家族のために3艇のカヌーを積み、川で下ろし、漕ぎ、また積込んで家でそれを下ろす...P.F.Dもウェットもスローロープもビルジポンプも全て3個づつ準備し、ダウンリバー中は常に他の2艇とバウガールのAzuの動きと表情に目を配る...最初はヘトヘトに疲れたけど、最近ではそれすら当たり前になって、身体もほとんど疲れなくな ってきた。(たぶん、30歳の時よりも今の方が体力&気力は充実しているはずだ、と自分では思ってる...笑)
でも。
ふと鏡に映った自分の姿を目にした時、そこにいるのが“男”ではなく、“パパ”であることに気付いて狼狽えることがしばしばあるのだ。パパでいいじゃん!とも思う。でも、100%パパはヤだ!とも思う。30歳ぐらいの頃はパパらしくない自分に焦りを感じて少しでもパパになろうとしてたのに、やっぱり歳をとったのかな、とも思うけど。
だから僕はこうしてひとりでカヌーを漕ぐ。今の僕は数時間限定だけど、頼もしい夫でも優しいパパでもある必要がない。ココロの洗濯なんて言い古された言葉ではない、“小さなリセット”とでも呼ぶ作業なのかもしれないと僕は思う。


ボトムに寝転がると青い空を流れる雲が美しい。

 

田口の河原が終わりになる辺りで、河原から手を振るオジサン。団体だと軽く手を上げてクールに立ち去るところだけど、今日の僕はひとりきり。


ボトムに置いたカメラでセルフタイマー写真

特に急ぐわけでもゴールを決めてるわけでもないので、笑顔で手招きするオジサンのそばにカヌーを着岸する。人懐っこい笑顔を浮かべるオジサンは60代後半〜70代前半ぐらいの年齢だろうか...。
『温たい(nukutai)でええやろのぉ!どっから来た?』
『え?あぁ、野原から。』
『ちゃうちゃう、ウチはどこや?言うとるんや。』『あぁ、○○。』
『なんや、近いんやの。○○にもこんなんする人おるんやの。大阪や名古屋の人かと思たわ(笑)』
『おいさん、よう川へ下りてくるん?』
『まぁな。毎日来とるのぉ。』
『兄ちゃん、幾つや?』
『今年で40。』
『ほわぁ、40か。独身やろ?』
『アホな、中学生の子ぉがおるわ。』

『見えん見えん。よめはんにも子供にも見捨てられた気の毒なお人、ってやつかの?(爆笑)』
『こんな格好しとるからな。普段はもっと年上に見られるし嬉しいわ。そやけど、僕は家庭円満、幸せを絵に描いたような家族やで。(笑)』
『嘘コケ!(爆笑)』

...こんな感じで河原に座って、僕とオジサンは川のこと、田んぼのこと、そして家族のことを語り合う。
『今日は水少ないでの。また川が良うなったら電話したろか?書くもん持っとるか?』うははは(笑)

遠慮する僕に無理矢理住所と電話番号を教えてくれたオジサンと別れ(笑)、僕は旧Discoで毎週のように訪れた河原を横目に川下りを続ける。


鯨岩下流右岸には無数のクサガメが甲羅干し中

川面に浮かぶ桜の花びら

右岸の岩場には良いお天気に誘われて無数のクサガメが甲羅干し中。僕が右岸スレスレを漕ぐと、競技場に巻き起こるウェーブのように最寄のカメからドプン!トプン!パチャン!と慌てて川に飛び込んでゆく様が愛らしい。時々仲間に出遅れて川に飛び込めなくなって首を高く掲げて焦りまくってる間抜けもいて、何だか自分を見てるようで思わず『大丈夫、ダイジョーブ!捕まえたりしないよ。』と声を掛けたり...。

柳原の観音さんを左岸に見て相賀瀬の大屈曲を回ったところで前方に鯨岩が姿を現す。今日は水位が低くてデフォルメされた鯨のようであまりそれらしく見えないけど、とにかく鯨岩である。

岩に接近すると岩を巻き込むように、まるでカルデラ湖のような入り江が出来ているのが確認できる。ここは右岸(後背地)に道路がなく河原に下りてくる人が全くない、いわゆる“カヌーでしか入れない河原”のひとつ。まだちょっと昼時には早いけど、入り江にカヌーを入れてここでランチタイムとする。


鯨岩が現れる

尾ビレにあたる岩の隙間を抜けて入り江に入る


鯨岩の入り江

 

最深部の砂浜にバウを乗り上げてカヌーから降り立った僕は、裸足になっても足にくっつかない、でも歩いて痛くない粒の揃った玉砂利の場所にThe Butonを敷きバックパッカーズテーブルを組んで“河原のミニマムダイニング”を構築する。
LEGARのドライフードとカップラーメン用のお湯を沸かしながら前菜のコンビニおにぎりを食べ、スープのヌードル、さらにメインディッシュのLAGERリゾットを食べ終え、便利なパックされたドリップ式コーヒーを落として味わっていると、そよそよと吹く春の風にフワフワした眠気が襲ってくる。
P.F.Dを枕にパドリングジャケットをお腹に掛けて河原に身体を横たえるとものの数秒で眠りに落ちる。


入り江の最深部にカヌーを着けてランチタイム

至福の時


ん?耳元で鳴る風の音とすっかり鳴き方が上達したウグイスの澄んだ鳴き声、そしてカヌーに打ち寄せるチャプチャプという波音で目が覚める。顔に乗せたキャップを取って目を開くと一瞬目の絞りが混乱をみせたあと、徐々に青い空にぽっかり浮かんだ白い雲の画像が見え始める。時計を見る。おお、一時間半も眠ったのか...半分まどろんだままの感じなので平衡感覚が戻るまで河原に座って、頭がシャッキリするのを待って行動開始。荷物をドライバッグに詰め、カヌーのセンターに積み込んで、鯨岩の浜辺を離岸。
入り江から出てて本流へと進む。


上流側から望む鯨岩の入り江(画角22mmを2枚合成...11mm相当)

カヌーに乗ってもなお、まだ何となく気だるい感じ。
水質が今イチ、というか今サンで泳ぐに値しない感じもあるけど、寝汗でウェットスーツの中が少しムレてることもあって今日ここまでで一番透明度がありそうな鯨岩下流で今年初泳ぎ(自分の意志では...笑)。カヌーの上に立って、濡れると乾きが悪い(笑)P.F.Dを脱いで足からピョンッ!ドボン!ブクブク...

カヌーの周りを泳ぎ回って今年初めての再乗艇の練習...しようと思ったら、そう言えばP.F.Dレスじゃ無理だという基本的なことに気付いて(笑)、左岸までカヌーを引っ張って50mほど泳いで河原で再乗艇だ。
そんなことをして流れていると間もなく旧中川大橋の橋脚跡の瀬が近づいてくる。
ブロックの縁に立ってラインを美しく弧を描いて振っている同年代のフライフィッシャーマンと目が合う。どうやら僕の一連の“水泳ひとり遊び”を観察してたようで、何も言葉を発しないけど『オッサン、いい歳して何バカやってんだよ。』という心の声が聞こえてくるような気がしてちょっと恥ずかしい。

『ちょっと、通してンかな。』
『はいよ!』
『サンキュ!』


中川大橋をゴールとする。

川で出会う釣り師は今のところ、ほとんどが年上。目上の人だけにそれなりに気を遣うんだけど、これから僕も歳をとり釣り師と同年代、あるいは年上になった時、こんな風に気軽に“タメ口”でやりとりできるのかな?とちょっと嬉しい気分だ。
左手を軽く上げて挨拶を交わし、幅3mほどの狭い瀬を水中に没したブロックを避けつつ抜けると、中川大橋に到着だ。時計を見ると時刻は2時過ぎ。このまま普通に漕げば宮リバーパークまで9km一時間半だけど、帰りの自転車の距離が伸びるし先週も漕いだ区間なので、ここで終わりにしよう。そう判断してカヌーからPacificを取り出して河原で組み立てる。


スプラッシュガ−ドから取り出して...

Pacificを組み立ててスタート地点に向けサイクリング

着替えようと思ったけど、さっきまで泳いでてずぶ濡れだったこともあってパドリングジャケットを羽織るだけの格好でたった10kgしかないPacificを担いで道路に上がり、野原橋へ向けサイクリングスタート。

フォールディングバイクとは言え、あのBD-1とほぼ同一の性能があるPacificでのサイクリングは快適そのもの。(8速60rpm程度で漕ぐと30km/hほどで巡航出来る性能がある)川沿いの距離は約8kmの中川〜野原間だけど、道路は大屈曲をショートカットするので5.8km。
途中のレンゲ畑でカワイイカワイイPacificちゃんのポートレイトを撮影したりなんかしてたから15分ほど掛かったけど、30km/hで走り続けたら10分ほどの距離だ。
途中、地元の小学生に指差して思いっきり笑われたり、若奥様に不審な目で見られたり(そりゃそうだ。ずぶ濡れのウェット中年が水飛沫を飛ば しながらちっちゃな自転車でスゴイ勢いでぶっ飛ばして来たら、僕でも避けるもん...笑)しながらも無事、OUTBACKの待つ野原橋の河原に到着。


快適な道を平均時速30km/h近くでぶっ飛ばす

 

 


田口大橋右岸のレンゲ畑

 


15分ほどでOUTBACKの待つ野原橋に到着

またもスッポンポン着替えを済ませ...ようと思ったら、別のちょっと美人っぽい若奥様系の女性(遠くて判別不可能)が犬の散歩に現れて、思わず内股でクルマの陰に移動を余儀なくされた。

PacificをOUTBACKに積み込んで中川大橋に戻り、カヌーをルーフトップした僕は、CDをクラプトンに替えて自宅を目指す。屋根の低いクルマに1艇積み、しかもソロで、帰りはそれなりにスピードの出る自転車。そして(これが一番重要なんだけど)守るべきものが己の身ひとつだとこんなにも楽チンなのか!と今更ながら目からウロコな一日だ。
カヌーから落ちる水滴がOUTBACKの金色のボディに落ち、西日を浴びてキラキラ輝く...そんな何てことない事象にいちいち感動しながら高速を飛ばしていると、目には見えないけど確かに体のどこかに存在する“オトコの素”が入ったタンクがすっかり満タンになっている感じを覚える。


再び中川大橋に戻りカヌーを積込んで...

16:30、帰宅。

ダッちゃんのように135リッターも入らない(たぶんOUTBACKと同じ65リッターぐらいかな?)僕の小さめの“オトコの素”タンク。それを満たすためのひとりの時間ってのは絶対に必要だな、僕はそう思う。そのタンクの残量があってこそ、夫として父としての生活をエンジョイする余裕が生まれるのだろうし、逆に“オトコの素”がエンプティな男はどんなに優しくてもどんなにマメでも妻や子供の尊敬と親愛を受けることはないだろう(若いオネエチャンは騙せても...笑)と僕は確信するのだ。

スタートからゴールまで川漁師のおっちゃんに1人だけ会って、意気投合して住所交換した以外(笑)、鯉と亀とアオサギとカワセミにしか会わない一日。河原に広げたP.F.Dを枕に一時間半寝込んでも、誰も起してくれない自由...年に何度かそういう時間を持つことが僕には必要なのだ、自立したひとりの人間であるためにも(なんちゃって)。

 

 


Masaが中学生になってMamaのフラメンコも忙しくなった今年...
いよいよ、念願の“ソロ活動”の夢が叶いそうだ。
そんな僕にSUBARU OUTBACKはちょうど良い。
仕事用だけど時にはね...(笑)

 

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