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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

February.2005 part.3
 

 

 

 


スケートで初めて笑顔をみせた?Mama(笑)

 

2月26日 野遊び万事塞翁が馬 (ウェルサンピア伊賀スケート)

今日は先々週に続いて火の谷温泉でアイススケート。待ち合わせの10:00に30分近く遅れて(アキヒロさん、ごめん!)火の谷温泉ファイヤーバレーに到着すると、へっ?誰もいないじゃん!ラッキー!ところが、誰も滑ってないのにはちゃ〜んと理由があって、何とスケートリンクは既にCLOSEDなのだ!...(昨夜チェックしたHPに2月末までOPENと書いてあるのに!スケート場経営にあまり乗り気でないのは解るけど、HPぐらいはちゃんと直しておくように!>魚九WEB担当者様)ファイヤーバレーの駐車場で途方に暮れる僕とアキヒロさん。
『どうする?今更スキーに変更するわけにもいかないしなぁ...』
『ちょっと遠いけどサンピア伊賀のリンクに行ってみようっか?』
『行ったことある?』
『ない。(笑)』
とりあえず営業してるかどうかも判らない状態なので、Maakunがカーナビに“さんぴあいが”と入力し、電話番号をゲット!ともちゃんが携帯でサンピア伊賀に連絡してみると、営業中...しかも都合の良いことに11:00オープンだと言うではないか!
カーナビに導かれるままに雪の青山高原を越えて、伊賀市へ。正式名は“ウェルサンピア伊賀”...ホテル、レストラン、温泉“芭蕉の湯”などの中核施設に各種スポーツ施設を備えた厚生年金系の公共施設で、ウェルホテルズの一員である。


同じダウン着てるMamaたち(しかも旦那のお下がり)

このふたりは満面の笑みだ

パーキングにクルマを停め、ホテルの隣にあるスケートリンクへ移動。
夏期は全天候型のテニスコートにもなる大型のテントをスケートリンクとして使っているみたいだ。入場券の券売機を見ると、入場料+貸靴+温泉“芭蕉の湯”入湯料がセットで¥1300!いやはや、これはなかなか素晴らしい値段設定で、家計を預かるMamaたちは財布を取り出しながら途端にニコニコ(笑)。この金額だと、今じゃ映画も観られないもんね。
でも、リンクがイマイチだったら意味ないじゃん、なんだけど、これがコンパクトながらロッカールーム、軽食スタンド、採暖室などもあってなかなかスケートリンクらしい造りで良い感じ。それより何より、若いバイトの兄ちゃん、あ、いやいやスタッフの皆様がメチャ愛想が良くて親切なのもポイントが高いのだ。
早速、貸靴を選んで広々としたリンクサイドでフィッティングした僕らはリンクへと足を踏み入れる。おおっ、コレコレ!屋内リンクならではのスムーズな滑り出しがとても心地良い。前回のファイヤーバレーではまともに滑れなくて、自分の老化のせいだと思い込んでたけれど、リンクの氷質のせいだったのね、と何だか嬉しい気分。


お嬢さまはお上品にトットコスケート

最近では珍しいツーショット

2年ぶりのアキヒロ家は最初はスロースタート。慎重な滑りで氷の感触を確かめている感じだ。でもアキヒロさんは、ほんの数回リンクを周回するとブイブイ言わせてた頃の感覚が戻ったのか(笑)、空いたスペースを使って両足のスケートを一直線にバックスケーティングで大きく円を描く、フィギュアスケートの規定のような動きを始める。独身時代は氷も張らないほどの南国生まれ(笑)のいずみちゃんはちょっと戸惑ってる感じだけど、元々運動神経が良い人なのですぐに、うちのMamaと一緒に楽しそうに手摺から離れ滑り始め、koukunはスタートからかっ飛び火の玉ボーイと化して猛スピードでシャカシャカ駆け回るMaakunと共にグルグル回り、MoeちゃんはAzuとともに手摺沿いにそろそろと滑る...身体で覚えた動きは忘れようがないのだ。


どっちかと言うとスピードスケートっぽい滑りのMaakun

ちょっと怖々滑ってるいずみちゃんにアキヒロさんが手を差し伸べて、バックスケーティングでプライベートレッスン(笑)。そういうことをされると、我が家も手ぐらいは繋がないと具合が悪いので一応繋いで滑ってみるけど、普段の生活と同じく、なんとまぁ息が合わないこと!(涙)。ちょこまか足を動かすMamaを後ろから突ついたり腰を押して猛スピードを出したり...我ながら、好きな子にちょっかいを出して喜ぶ小学生みたいなのが情けない。
余りにへっぴり腰で滑るMamaを見かねて手を引いてくれることになったMaakunに彼女を任せて、僕はスイスイと気持ち良く滑る。前回に比べて余りにも気持ち良く滑れるので、ついつい調子に乗ってターンしたりバックで滑ったり...それを見たMamaたち。『何よ、ちょっと滑れると思って偉そうに!』そんな気持ちがあれば大丈夫!きっと君たちもコケない程度には滑れるようになるよ。


ラブラブなアキヒロ夫妻に...

ラブラブを演じるaki夫妻(涙)

息子に手を引かれて滑る情けない母親

スケート最高!!

 


ヨチヨチMamaをイジメるPapa

1時間半ほど滑ったところで、ちょっとお腹が空いたのでお昼ご飯にする。もっともっと滑りたいMaakun&Koukunはランチの時間さえも惜しいらしく、リンクサイドの軽食スタンドでカップラーメン¥200でいい!って主張したけど、ちょっと疲れた大人&お嬢さまたちは、ちゃんとしたところでゆっくり寛いで食べたいってことで、隣接のウェルホテルのレストランへ。ホテルと言っても公共の宿だけど、一応レセプションがあって黒服を着たウェイターさんのいるレストラン。全てのテーブルが半個室になっててテーブルにはバーガンディのテーブルクロス...♪なのにぃ〜な〜ぜ〜(笑)、ランチタイム(土日もあり)は、サラダバー付き¥500!これにはちょっと驚き桃の木(古っ!)なのである。『この雰囲気でこの値段じゃ、リンクサイドでカップラーメン喰わなくて良かったよねぇ〜!』アキヒロさんの言葉に大きく頷く僕らだ。


ランチタイムは併設のホテルのレストランで(500円!)

滑りまくるMaakun

この人も今日はマジ

ドテッ!大丈夫ぅ?

一時間ほど掛けてとてもボリュームたっぷりのランチを食べて元気を取り戻した僕らは午後の部スケートをスタート。ひと休みしたからだろうか?みんな午前よりも慣れたこともあって、とても上手に滑ることができている。中でも、シェラのダウンジャケットや帽子を脱ぎ捨てたMamaは結構マジな表情で集中して滑ってる。元来、内股な彼女はスキーやスケートはかなり苦手なんだろうけど、何らかのコツを掴んだのか片足に体重を載せて、いわゆる『スケートに乗ってる』状態になってきた。そのぶんスピードが出るのでコケかたも派手(笑)。2周に一度もの頻度でお尻からペタン!いくら安産型でも固体の水、つまり氷の硬度はかなりあり(笑)、耐えきれる回数に限度ってのもあると思うんだけど、それでも真剣な表情ですぐに立ち上がってまた滑りはじめる。根性だけはあるもんね。


MamaのそばにはいつもMaakun

Maakunも“エンジンがサスの性能を超えてるひと昔前の日本車”状態(スピードが技術を越えてる)で、他のスケーターの隙間を縫うようにぶっ飛ばし、ひとたび転倒すると『ああっ、怪我したぁ!』って目を覆うような派手なクラッシュを繰り返す。半回転して頬骨から落下し擦り傷のある彼のほっぺはたこ焼きのように腫れている。いい加減にしなさい!そう言いたいところだけど、小さな子供の傍ではそれなりにスピードを落として彼なりに安全に気を配ってるみたいだし、スケートに限らずスキーもカヌーも生傷を負いながら痛い思いをして根性で覚えて行くのが不器用なMaakun流なので、放飼い(笑)。
途中で30分¥300のそりも登場し、16:30までの約4時間半をわーわーきゃーきゃー楽しみながらず〜っと滑り続けた僕ら。最後にMamaが転倒したあと自力で立ち上がれなくなったので(これ、マジ。氷上でもがいてるので冗談かと思ったんだけど、両足がツって立てない彼女の姿は制御装置が壊れたASIMO状態...大人がそこまでやるなよ!)、今日のスケートはおしまい。人がぐっと減って照明が点灯し、キラキラ光る氷がとても素敵だったのでもっと滑ってたいと思ったのは僕だけじゃないはずだけどね。


Azu&Moeはマイペース

そりも出動!

おっとっと...この人も今日はかなりコケてました

屋内なので吹雪でも大丈夫

ちょっとだけ後ろ髪をひかれつつ、スケートリンクを後にした僕らはホテルのさらに向こうにある温泉施設“芭蕉の湯”へ。(どうしてここが芭蕉かと言うと、当然ながら松尾芭蕉の生誕地だから。)ここだけ利用すると¥800なんだけど、今回はスケートとセットなのでチケットを見せるだけ。日本庭園風の和風風呂と見てないので判らないけど、洋風風呂のふたつあって、今日は偶数日なので和風風呂が男湯。湧出量が限られてるので掛け流しじゃない循環式なのが少し残念(僕は循環式だとくしゃみが止らなくなるのですぐに判る)だけど、アルカリ単純泉で若干白濁してる(今日は無色透明)、ほのかに硫黄の香りがするヌルヌルスベスベした肌にやさしい感じの湯だった。(写真はウェルサンピア伊賀HPより。当然ながら男湯でこのような色っぽい光景は見られません、悪しからず)

温泉で疲れを癒した僕らは伊賀市街でお気に入りの和菓子屋さんに立ち寄っていつものオーレ大福を買い込み、積雪のある“伊賀越え道”長野峠を越えて伊勢の国へ。

楽しみにしていたスケートリンクが予告もなくCLOSEDだった時はホントどうしようかって思ったけど、実は僕らの夏の遊びではこんなことは当たり前のこと。野遊びに“絶対”は絶対になくて、清流を思い描いて到着したらダム放水中の回転灯がクルクル回って茶色い濁流が川幅一杯に流れてたり、たった20kmだし昼前に到着できるなって思って漕ぎ始めたら突然向い風が吹いて1kmも進めずにダウンリバーを断念したり...そしてその結果、とんでもない不幸に見舞われることもあれば、反対にあそこで断念したおかげでこんな良い場所みつけちゃったよ!なんてこともある。

野遊び万事塞翁が馬...ゲレンデスキーやスケートじゃ決して感じられないこの当たり前のことを気付かせてくれた一日。実は人生も同じなんだよなぁ...絶体絶命の危機を乗り越える度、その危機が実は必然性を持って起きていたことを痛感してる僕には当たり前のことなんだけれども。

 

 

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