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FLAME LAYOUT

 

MAY.1999

 

<注意>
この写真では子供たちがPFDを着用していませんが、30mのスローロープ及び2個のフロート、カヌー5艇による万全のレスキュー装備とレスキュー講習経験者が待機しています。通常は必ず全員がPFDを着用することをお勧めします。

5月23日 恒例!ちびっこカヌーピクニック!
今日はMaakunのカノジョ(Maakun自称)あーちゃん家族とその親友まーちゃん家族の総勢12人による3家族合同カヌーピクニック。珍しくうちのクラブの“カナディアン”カヌースクールも開講されるとのことなので、午前中のレッスンの手伝いを引き受けるかわりに無理矢理場所を僕らの遊び場に変更してもらった(Iさんごめんなさい。)Mamaは僕が教えてるところなんて見たことがないので、興味津々(笑)
先日改造したカヌーキャリアのおかげでカヌーの積込みは一瞬!道具も含めて10分ほどで準備完了なのだ。午前9時半に我が家を出発、ガラガラに空いてる高速道路を飛ばして10時過ぎにいつもの河原に到着。薄曇りなのでタープの準備は必要ないけど、今日は河原で野●●に不馴れな女性陣のためにトイレテントだけは設営(笑)今日のスクールは女性が多かったのでこれは非常に役立った。
カナディアンのスクールと聞いていたけど実際はカヤックが主だったのであまり出る幕はなかったけど、カナディアンのパドリング(特にレスキュー)を時々アドバイス。実際に沈から再乗艇の練習(女性は腕力がないのでちょっと難しかったみたい)とクロスレスキューを実演したりした。

 

フネを下ろすとすぐ、あーちゃんのPapa、Hさん(セミプロのクラシックギタリスト)が張り切って川に出る。毎年何度かご一緒させてもらって、今年で4年目。確実で優雅なパドリングがこの方の持ち味。水音もなく滑るような感じでHさんの乗ったHUNTERは川下へ消えていく...そして何十分も戻って来ない(笑)彼はカヌーが大好きなんだけど、もっと大好きな音楽を楽しむ時間を削るのが惜しくてカヌーを始めないって感じかな。片や、まーちゃんのPapa、Kさん(某桜田門系公務員)は好奇心旺盛で愉快な人だ。二人の娘さんをHUNTERのバウに乗せてハイペースで漕ぎ出してゆく。みんな上手だなあ...って眺めてたら、岩陰から現れたうちのMamaのCAMPERに子供たちを水上で乗り移らせた。HUNTERは3人乗ると漕ぎにくいからかな。
その場でUターンしたK-papaはパドリングサイドに大きくフネをリーンさせて(傾けて)力強く漕ぎ出す。2〜3度漕いだその時!K-papaのHUNTERは大きく傾き、左側のボトムから飛び散る飛沫をを陽光に輝かせながら(笑)スローモーションのようにまだなお冷たい深い淵に没してゆく!「あっ!沈だ!」...しかし見ていた誰も立ち上がろうともせず、ただただ笑うだけ。K-Mamaに至っては「これで住宅ローンがチャラになるわぁ。」などと手を叩いて大笑い。哀れ!K-Papa。おっ!唯一立ち上がったaki-papaが河原を全速力で駆け寄っていく。川に向かってスローロープでも投げるのか?...いや、aki-papaは口に食べかけのせんべいをくわえてヘラヘラ笑いながら写真を撮っていたのだ。「なんやぁ〜、写真かいな!冷たいから早よしてな。目線はあったほうがええのん?」などといいながらポーズを取るK-papa(笑)
「いやあ、カッコイイ「沈」でしたよ。」などと変な褒められ方をされて照れるK-papa。「aki-papaさんが結構カヌーを傾けて漕いでたから真似したんやけどなあ。」寸前にMamaのフネに乗り移って危うく難を逃れたK-papa長女まーちゃんの一言「あ〜、命拾いした〜。」でも、このK-papaの沈は実は満点の沈だったのです。というのもカヌー初心者にとって一番気がかりで恐いのが沈。目の前で起きたいわゆる「ファースト・沈」の印象によってはカヌーに乗るのさえ拒否する人がいるから。(特に子供の場合はそう。)ところがK-papaのように自らゲラゲラ笑いながら写真のポーズまで取るような人の沈を見ると「な〜んだ、カヌーが転覆しても平気じゃん!」って気になるものなのです。それでも子供たちははちょっと恐い感じを持ったみたいなので、沈ベテラン(?)のMaakunを連れ出してみんなの前で沈の実演。深さ3m程度の場所で「せーの」でカヌーを転覆させる。バッシャーン!ブクブク...プァ〜。ニコニコ顔で岸に向かって泳ぐMaakun。二人が岸に泳ぎ着くと...「私もやりた〜い!」まーちゃんが沈志願(笑)おかげで何度も沈させられたPapaなのでした。(ホントは水まだ冷たいんだよなあ...)
水から上がるとやっぱり寒いので子供たちに薪集めのPapa指令!6人の子供達が一所懸命探しまわってくれたおかげで、あっという間に2時間分ぐらいの薪が集まった。なかでも特に頑張ったのがうちのMaakun。その上僕が火を育ててると、隣で自分もやりたそうにちょこちょこ手を出してくる。まだ早いかなあとは思ったけど「おい、Maakun、今日はお前が焚き火大臣だ。」と言って席を譲ってやった。Papaの見よう見まねではあるけれど、何とか消さずに、そして必要以上に大きくせずに焚き火するMaakun。そしてぶつぶつと独り言...「たきびとおんなはいじりすぎるとうまくもえない...」子供ってちゃんと聞いてるんですねえ(笑)たぶん意味はわかってないとは思うけど。
結局、5時前まで河原で遊んで今日のカヌーはThe End。去年までなら大渋滞だったのに観光客の激減で全くスムーズな高速で帰宅。Azuは爆睡、Maakunは...自転車で友達の家に遊びに行っちゃった。おいおい、もう6時だぜ...

 


 

5月13日 理想のカヌーキャリア完成!
ディスカバリーを買ってから追い求めてきたカヌーキャリアがついに完成した。我が家はカヌーを2艇車載することが多いんだけど、平積みするにはどうしても180cm必要。(ハンター89cm+キャンパー91cm=180cm)ところが市販のキャリア・バーは165cm程度が最大。A&FやYAKIMAからは出ているけど形状がTHULEとは異なるのでこれまで使ってきたカヌーアタッチメントが使えなくなるし...。「180cmのバーはどこかに売ってないかなあ。」って探し回ること2年。結局海外通販以外では発見できず馴染みの鉄工所で作ってもらうことにした。(幸いディスカバリーは車幅が180cmあるので道交法違反にはならないけど、改造するわけなのでTHULEの保証は受けられなくなるばかりか万一事故が起きたら全て自分の責任なのだ。)「おーい、できたで〜。」の電話で喜びいさんで引き取りに行くと...「無垢の芯材を電気溶接してオリジナルよりも数倍強く仕上げといたで。それと、どうせやから2mにしといたで!」と鉄工所のおじさん。ダメダメ、車幅を超えちゃ!!家に帰って自分で180cmにカットしました(笑)。実際に積んでみないと分からないけど、これまで2組、4本のバーを不均等に載せてた時に比べるとスッキリした印象だし、高速道路での風切音も大幅に減少。サンルーフもしっかり開くしね。大満足!週末のカヌーが楽しみだなあ...。

 


 

エメラルドグリーンの入江にて
透明度があまりにも高いので川底にくっきりとカヌーの
影が映ってまるで空中を浮遊しているような錯覚に陥る。

 

5月9日 湖ゆらゆら
ここのところ晴天が続いている。風もないしこんな日は一昨年の秋からひさびさに湖に行くことに決定。パドルさばきや進路選びにそれなりに注意を求められるダウンリバーと違って、湖でのワンダリング(wandering=歩き回る、放浪する)は装備や服装さえしっかりしていれば「漕ぐこと」には無意識でいられるので結構好きだ。そのうえワンダリングならクルマの回送の必要がないので子連れにもぴったり。
今日のフィールドは宮川水系「三瀬谷ダム湖」。ダムから上流に向かって15kmほどまでカヌーで行くことが出来る。ダム周辺の水質は決して良いとは言えないし周囲の環境も秘境と呼ぶには物足りないものの、上流に進むにしたがって透明度と周囲の環境がどんどん良くなるし、途中フネでしか入れない入り江や見事な滝がいくつかあるのでゆっくり寛ぐことができるのだ。Papaは昨晩からカヌーの準備。Mamaは6時に起きてランチのサンドウィッチ作り。8:30血相を変えてMaakunとAzuが起きてきた。「今日はがっこう休みだったんだ!間違えて早起きしちゃった。寝坊したかと思ったよ。」(笑)


ごきげんのAzuとMAMA
今日は終始ごきげんの女性軍。家族だけなので自分の
ペースで漕ぐことができるし人影が全くないのでトイ
レ問題もノープロブレム。Azuの口笛まで飛び出した。

 


カタマランカヌーにて
湖の定番、湖上コーヒーブレイク。2艇のカヌー
を繋いだまま漕げば安定性も抜群なのです。

 

9:00クルマに2艇のカヌーを積んで出発。10:00ダムサイトのすぐ上流にある宮川村村営「ふるさとプラザ・もみじ館」の駐車場に到着。ここは水際までクルマが入れるし売店や清潔なトイレ完備で便利だ。早速カヌーを下ろして2艇に荷物を積み込み上流に向かってスタート。赤いOld Town HunterにMamaとAzu、オリーブのCamperにPapaとMaakunといういつもの組み合わせ。子供達もパドルを持たせてあるので、ふたりとも張り切って漕いでくれて助かる。ダム湖ということで水質はイマイチだけど岸辺が雑木林なので色々な野花が咲いてて目を楽しませてくれる。今日はこれと言って目的がないのでふわふわ、ゆらゆら、気の向くままに漕ぎ進む。「あっカワセミ!」途中僕らと並走するようにカワセミがカヌーのそばを追い抜いていく。天気がいいのでカメの甲羅干しも至る所で見られるし...。「ああ〜キモチいいなあ!」とMaakun。「今日はここに来て良かったね。」偉そうにAzuがしみじみとつぶやいて大爆笑!

1時間ほど漕いだところでコーヒーブレイク。...とはいっても上陸できる場所はほとんどないので、2艇のカヌーをスペアパドルを使って並列に繋いでカタマラン(双胴船)にし、さらにテーブルの天板を載せて「簡易ポンツーン」化。その上でシングルバーナー&パーコレイタでコーヒーを煎れた。風で不安定な姿勢にならないよう、アンカー替わりに半分水を入れたボトルをロープで湖面に落としておけばもう完璧。流れのある場所ではこんな芸当は出来ないがここは湖。簡単に「湖上コーヒーショップ」が開けるというわけ。湖面を渡る爽やかな微風に髪をそよがせながら味わうコーヒーは最高だなあ...なんて悦に入ってたらAzuがひとこと。「おしっこ!」えっ!?ナンボなんでも2艇のカヌーに両足をかけての「湖上水洗トイレ」はまずいし慌てて上陸場所を探したのでした(笑)
2時間ほどで澱んだ湖水域を離脱。流れのある澄んだ川を見るとホッとする。でもここからは漕ぎ上がるのが大変!薗川の入江に入ってひと休み。この入江は入り口に立派な滝があって、渓流の澄んだ流れ込みがいい感じの場所。水深がけっこうあるのでカヌーで奥まで入っていくことにする。


滝に突っ込みしぶきを浴びるMaakun
三瀬谷ダム湖に数ある滝の中でもこの滝が一番見事。
滝壷にカヌーで入って行けるのでMaakunは滝に打た
れて修行のまねをして大喜び。カヌーは水びたしだけど。

ちびっこロッククライマーたち
大人でも登れない大岩に身軽な子供達が
挑戦。岩の割れ目に手をかけて器用に登る
んだな。Azuは何度か転落して泣きべそ。

普段の僕らの遊び場である中流域にはない景観なので子供たちは大喜び。澄んだエメラルドグリーンの水面下では5月ということで鯉が瀬上りをしているのを間近で見ることができた。

休憩のあとは数km上ってランチタイム。Mama特製のサンドウィッチを食べた後、子供達と河原の岩でロッククライミングごっこをしたり川で泳いだり(ただし水温が低いので2〜3分でギブアップ)して過ごした。

13:30頃帰路に。途中で出会ったグリーンのOld Town Pathfinderの3人連れの方と抜いたり抜かれたりしながら、寄り道しながらぷかぷかゆらゆら進んでゆく。
あまりにゆったりと進んだので、もみじ館に到着したのは16時過ぎ。途中、クレージークリークのカヌー用「ザ・チェア」(背もたれ)をケインシートに取り付けた途端、Azuはおねんね。帰りの行程の1/3以上を眠っていたのだった。(Azuは何をしにいったんだろ?)

...今、こうして自宅で日記を書いてると、隣の部屋からMamaの呼ぶ声が。「腕が重くて上がらないのよ!」今日はいくらゆっくりとはいえ、5時間以上パドリングしてたわけで長距離をめったに漕がないMamaは筋肉が疲れて当然。でも、つまりこれは『マッサージしてね』という意味なのです(笑)Mamaはカヌーで腕が上がらないかもしれないけどPapaは1時間以上のマッサージで腕が上がらなくなってしまったのでした。トホホ...(涙)

 


 

5月1日 MTBで川下り!?
GWはどこも人出が多い。それがたとえ河原であっても渋滞に巻き込まれるのは必至。...ということで我が家は近所でゆっくりと過ごすことに決めたのだ。今日はMamaはママさんバレーなので僕とMaakunだけが
ヒマ。Maakunは小学校に入学してからというもの自転車に凝っててヒマさえあれば自転車で走り回ってるのだ。そんなわけで今日はMTBで川下りということに決った。MTBで川下り!?もちろん自転車に乗ったまま流れてくワケじゃなく(当たり前)近所の川に沿ってサイクリングロードが整備されているので、そこを通って海まで行こうというアイデアだ。(Maakunの愛読書に、少年が自転車で多摩川を下るお話の「サイクリング、ゴー!ゴー!」という絵本があって、これを真似してみようってわけ)昼過ぎ、デイパックに水筒とオヤツを入れてTrek(Papa)とDiamond Back(Maakun)の2台でスタート。我が家から海までは約13kmの道のりに自転車ビギナーのMaakunが耐えられるのか不安だったけど、当人はカヌーの時以上に張り切って、時速20km/h超(サイクルコンピュータのメーター読み)でカッ飛んでゆく。サイクリングロード部分は自転車専用道だし、他も堤防道路なのでクルマの心配もないし、川の周囲はまだまだ自然が残されていて家の近所なのにすごく快適な川下り!途中でPapaがコンタクトレンズを紛失するアクシデントもあったけど約1時間で海に到着した。河口ではシジミ取りのおじさん達を見学したり砂州の先端まで行って海水を舐めてみたりとおおはしゃぎ。ビーチコ−ミングには思わず熱中してしまい、貝殻やカニの甲羅をデイパックいっぱいに持ち帰る羽目に...。帰りは市街地を通って古本屋やおもちゃ屋をウインドショッピング(「こち亀*1」を一冊買わされた)まさに安近短で楽しい一日を過ごしたのでした。

(コンタクトレンズを紛失したのは痛かった!これまで23年間コンタクトレンズを使ってて初めての紛失だったし...。でもなくした場所が大笑い!かかりつけの眼科のすぐそば(100m)だったのだ。早速新しいのを注文して、その上「自転車乗るんだったらコンタクトがないと不便でしょ。」って度数の近いのを貸して頂いた。親切な看護婦さんに感謝!)

*1こち亀=「こちら葛飾区亀有公園前派出所」Maakunが今、夢中なのだ。

 

 

 


 

 

 

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