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September.2004 part.1

 

  

 


上手く波を捕えたMaakunのテイクオフ

9月4日 大波ワハハ...ボディボ−ド(国府浜)
さぁ、どうしよう?土曜日の仕事が金曜夜になって急遽キャンセルになっちゃったのである。『こんなことならCasitaを見にきてくれるって言ってたSさんに昼間にしてもらえたのになぁ...。』そう、Casitaのオークション終了まであと2日。出来れば昼間にたっぷり時間を掛けて見たいだろうし...本気で欲しい人の気持ちは、自分がそうだっただけに良く解る。『今更、時間を変更してくれってのは迷惑だろうな。しかも雨だし...よし、明日は名古屋のpatagoniaとダッジ・バンのショップに“み〜て〜る〜だ〜けぇ〜”ツアーに行って目の保養をしよう。』そんな話し合いをして眠りについた僕らだったけど、目覚めると寝室の天窓から見る空は薄曇り...何も言わずどこに行くかを話し合うこともなく、僕はカヌー倉庫に行ってウェットスーツの入ったメッシュダッフルをDiscoに積込み始める。


ビ−チに着くなり沖に向う

それを見たMamaは2Fからラッシュガ−ドを、寝ボケ眼のMaakunはバスルームからタオルと携帯用ボディソープ&シャンプーセットを、Azuは鏡の前で長い髪をおサゲに...そう、以心伝心。どこに行くかを言わなくても、家族4人全員が“海”に“ボディボード”に行くことを敏感に察知していたのである(笑)。

しっかり朝寝坊したせいで出発は10:00すぎ。
またもや行き先が同じになっちゃったアキヒロ家と連絡を取り合いながら、通い慣れた道を通って11:15国府浜のお馴染みの民宿&海の家“T”に到着。
手早く着替えを済ませ、これまたお馴染みの“N”のおばちゃんにヤキソバ3つの予約を済ませて防風林を通ってビーチへ。

海が近づくにつれて、堤防の向こうから地鳴りのような激しい波音が聞こえてくる。

『うっひっひ...かなり期待出来そうですな。』僕が思わずつぶやくと『そうですな』Maakunが僕の口調を真似て答える(笑)。
堤防の階段を上がり切ると目の前に広がる美しい国府浜!おおっ?いつもと様子が違うと思ったら、なんと、砂浜がない!ナッシング!満潮と紀伊半島沖にある台風18号SONGDAによる高波が重なって、大波が堤防を直接洗っているのだ。海水浴シーズンも終わって、サーフエリアと海水浴エリアの区別もなく、弓形に広がる浜の100mほど沖には無数のサーファーの姿...みんなウェットスーツorラッシュガードに身を固めてるので、♪ロコロ−ション♪なビキニは拝めないけど、まぁ、とにかくスッバらしい波が次々と押し寄せているのだ。(あ、いや、ホントはビキニ嫌いなんです。学生の頃も“ブルマよりジャージの方がグッと来るね”派だったし...何バカなこと言ってんだろ、オレ。)


でも、ブレークでもこの高さなのでちょっとビビる

Azu&Moeはランラランララ〜ン

シュワシュワスープにもまれてゴキゲンAzu

砂浜がないってことは当然ながら目印のL.L.Beanシェルターを設営する場所もないわけで、アキヒロ家を探すのは困難を極めるかと思いきや、この波の中で家族4人がボディボードでウキャキャなのはアキヒロ家ぐらいのものなので、すぐに発見できちゃうのでした(笑)。
ビーチに降りると堤防から見るよりもさらに迫力のあるビッグウェ−ブ!着くなりすぐにTEVAを脱いでボードを抱えて海に駆けて行くMaakunと比較すると波がブレイクする瞬間でも彼の背丈の倍以上。上手なサーファーがいる沖合い200mほどでは、目測でロングボードがボディボードに見えるほどの大波...たぶん4m近いなあれは。わざと宙を舞い、チューブの中に余裕で入っちゃう彼ら(ホントにチューブが身長よりも大きいのだ!)にとってはゴキゲンな波がひっきりなし。遠過ぎて表情までは見えないけど、ここにいる全ての人が満面の笑みを浮かべてるとってもHappyな雰囲気だ。


体重移動でちょっとだけターン

Maakunは本物のサーファーと同じぐらい沖に出て一発目から波乗り。前回のボディボード以来、『How BB Do』なるボディボードの本を読んで研究してた甲斐あって、15年モノの発泡スチロール製“BANANA BEAT”でも楽々波に乗ってスイスイ...しかも、テイクオフ直後に体重移動で方向を変えてフェイスを斜めに滑ってくるじゃないか!もちろんとてもパワーがあって形の崩れない乗り易い波が連続して打ち寄せてることもあるけど、Maakunよりさらに上のレベルのKoukunと並んでサーフするふたりの小学生は、まるでモノホンのサーファーのよう。カヌーなんかやってたって絶対にモテないから、マジでこいつらをサーファーに育てようかな?(自分のDNAを数多くの女性に受け継いでいただく...自分の果たせなかった夢を息子に託すイケナイPapaである...笑)。


Mamaたちもゴキゲン

で、この人、また足を痛める

もちろん一旦ロングライドすると再び沖に戻るのはかなりの苦行なんだけど、これまでのようにボードのノーズを持ち上げて上から波を越えるのではなく、イルカのように波の下を潜ってスイスイと(これをドルフィンスル−と呼ぶのだそうだ)...普段の川河童訓練がこんな場所で効いてきたようだ。

お兄ちゃんたちには楽しい波でも、Azu&Moeはさすがにこの波には恐れをなして狭い砂浜でビーチコーミングだろうな、と振り返ると...なんとボードに乗ってる!彼女たちも静かにでも確実に進化しているみたい。ただ、これだけ波が大きいと彼女たちのいるポイントではすでに沖でブレイクしたシュワシュワスープばかりでツマラナイのか、すぐに“波越えジャンプ遊び”に切り替えてたけど...。


波越えジャンプだけでもメッチャ楽しい

“なにわ”のヤキソバでランチ

真近に迫るチューブを残念そうに振り返るMaakun

Maa&koukunのテイクオフ

“N”のおばちゃんのところでヤキソバ3つをテイクアウトして堤防の階段に座って食べた後も、時間を惜しむように波乗り開始!Mamaたちも本気モードで波乗りを楽しんでいて、たぶん子供のことなんか全然見てなさそう(涙)だし、僕は4〜5回乗ってたら古傷の膝が悲鳴を上げ始めたので、一旦ビーチに戻ってボードをカメラに持ち替え、午後は子供たちを目で追いながらサーフフォトグラファ−に専念することに決める。


この波を捨てるとは、ナントも贅沢な波乗り

波打ち際からズームで狙うと、コンパクトデジカメの3倍ズームじゃどうしたって波の迫力が感じられない平凡な写真になるので、防水ハウジングに入れたOLYMPUS C-40Zを手にテイクオフポイントのすぐそばまで寄るんだけど、乗ってると楽しい波も、定位置に留まってまともに受けるとトンデモないパワー。頭上から受けると体を海底に押し付けられて膝がガクッとなるほどである。そこで波を受ける瞬間にピョン!と飛び上がって体を横向きにして波をやり過ごすんだけど、これが今日のような不規則な波の場合はかなり大変なのだ。縄跳びだって回転に規則性があるから飛べるけど、あれが早くなったり遅くなったり、時にはふたつ続けてやってきたりすると対応し切れないわけで、タイミングを逸すると波に飲まれて水中側転3連発!これを繰り返してると、乾燥剤を忘れた防水ハウジングはすぐに曇って使い物にならない。で、あの滝沢クンがプールに落ちるCMを信じて日常生活防水のμ-20DIGITALでの撮影に切り替える。


沖に向うのもひと苦労

たぶん今日一番の波

進行方向のサーファーを睨み付ける

体重移動で蛇行してみる

デカくて重くてリモートコントロール的なタッチの反応しか出来ない防水ハウジング入りとは違って、μ-20は本当にタイミングを逃さない。かなり波には慎重にしてたけど、やっぱり不意の波の直撃を受けることもたまにはあるわけで、防水ハウジングなしの裸のμ-20モロとも波の中でカートホイール!一度やっちゃうと、もうどうにでもなれ!ってな気分になってバシャバシャグルグルと海水の中で撮影しまくったけど...μ-20DIGITALは浸水することなく元気に動き続けたのだった(但し、真似はしないでね!)

波の中でカメラを構えてるとロングライドを終えて再びテイクオフポイントに戻るMaakunがボードのノーズで僕の背中をツンツン。
『Papa、オレ、波の中で回っちゃったよ。』
『えっ、スピンまでできるようになったのか?』
『スピンっていうの?あれ。』
『やってみせてよ。』
『いいよ!』
...ってことで、Maakunがデモンストレーションのためにテイクオフ!体重移動でグフィー、おっ、やるかっ!?
『・・・』僕がそこで見たものはスピンではなく、ただ波に揉まれてスムーズにはほど遠いロールをしてるMaakunの姿でした。

あぁ、回るってそういう方向になのね(涙)。でもやってる本人はとっても絵になるテクだと思い込んでるようで、僕の目の前で何度もやって見せてくれました。
『撮れた?』
『ああ、撮れた撮れた。バッチリ!』
ホントはレリーズボタン押してないけど(笑)


帰り際に記念写真なんて珍しい

防風林を抜けてクルマヘ

そんなこんなで、15:00までフルに波乗りを楽しんだ僕ら。
楽しんでる間はな〜んも疲れは感じないんだけど、ボードを抱えてビーチを離れた途端、身体のあっちこっちが悲鳴を上げ始め、シャワーを浴びて着替えを済ませた頃にはまともに歩けない状態(笑)。MamaはPTAバレーボールで痛めた足首がズキズキだし、Azuはおサゲが乱れて落武者状態。Maakunは一番の大波に乗り損ねてボードで頭を強打した直前の記憶がないって言い始め...ヘロヘロボロボロになったけど満面の笑みを浮かべて僕らは家路を急いだ。そう、今日もCasitaを見に来られるご家族があるから5時までに帰らないと!

 

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