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 April.2004 part.2

 

4月10日 宮川カヌーPicnic


今、まさに満開の山桜をバックに漕ぎ進む
(我が家初めての3ショット)

僕らの遊び仲間NESSYさんの長期出張が終わった。今年に入ってから3ヶ月にもわたる慣れない独り暮らし。出張が終わったら一緒にカヌーしようね!って話してたこともあって、その労をねぎらう意味を込めて、今日は宮川でカヌー&ピクニックだ。
Wave2000“夢の学校”の校長にしてTeam Drunkerのリーダー(笑)のNESSYさんのために宮崎から取り寄せた芋焼酎もギリギリセーフで金曜に届き、夜には我が家ご用達の鳥焼き屋さんを閉店後に訪ねて極ウマタレのお肉をテイクアウトし準備は万端。


10:00、河原に到着したLandRover3台

『そうやねぇ、準備出来次第やから9時か9時半ってことで...』
いつもながら待ち合わせ時間をアバウトに決め、伊勢道へ。何ヶ月も前から野遊びの予定をたてる、なんてことが苦手な我が家には、当日いきなりドタキャンも全然OKな雰囲気なこの“ユルユル感”が非常に心地良い。例え他の人が全員来なくても、ひとりでもカヌーに行っちゃう“誰かに頼らない”メンバーばかりだもんなぁ(笑)

僕らがICに差し掛かったちょうどその時、本線にオリーブCAMPERをカートップしたRANGE ROVERを確認。・乗鞍雪遊びでご一緒したソブリンさんだ。ソブリンさんを追って嬉野PAへ。ソブリンさんとPAで談笑していると10分ほどでグリーンHUNTERを載せたNESSYさんのRANGEも到着。

2台のカヌー付RANGEに3艇カヌーのDisco...時代が時代なら非常にイヤミな光景だったろうけど(笑)、バブルが弾けて久しい今やただの変わり者集団(涙)。でも、さすがに追い越しのクルマがみんなブレーキを掛けてしげしげと眺めてゆくので、家族一同“市中引き回し”な気分で伏し目がちに南を目指す。
“スミマセン、うちのパパ変わり者なんです。”家族全員そんな表情だ。

途中コンビニに立ち寄ってもPAから20分で河原に到着。青い空にはトンビの “タナカさん”が舞い、先々週よりもさらに濃さを増した新緑が眩しい。
いよいよ農業用水に通水されたのか、宮川の透明度は今ひとつだけど、川面に散らされた桜の花びらがマコトに美しい。

お着替えテントを設営し女性陣が着替えてる間に、カヌーを下ろす。15分ほどしてアキヒロ家のランカスターが河原へのスロープを降りてくるのが見える。嬉しいことに、もう一台...美しいウッドカヌーを積んだピックアップトラック...偶然にもやまなかさんもご登場なのである。
ゆったりと準備を済ませ、11時前に僕らは6艇のカナディアンカヌーと1艇のカヤックで目的の河原に向け出発する。


積み荷を満載して鏡のような川面をゆくMaakun&Mama

晴天無風...パドルの水音と前回よりも少し上手に鳴けるようになったウグイスの声だけが響く川面。鏡のように空を映す凪いだ水面を僕らのカヌーが切り裂いてゆく。


これぞ、夢にまで見たカヌーファミリーの後ろ姿(笑)

15分ほどでサイトに到着。美白を目指す女性たちのためにタープを張って、Maakun&Koukunが岸辺に穴を掘って作った天然の冷蔵庫に飲み物を浮かべて、すぐに昼食用の炭火を熾す。これで今日の“義務”はおしまい。あとは自由におやりなさい!ってことで、めいめいが勝手気ままに過ごす。


ピクニックサイト設営

すぐにカヌーに乗って釣りに出かけるソブリンさん&Daiくん、ビーチガラス探しのAzu&Moe、河原を意味もなく駆け回るMaakun&Koukun、早速プシュッ!グビグビなNESSYさん、タ−プの下でアキヒロ家の慶良間の土産話を聞く大人たち。

ユニセラの炭火が熾き火に変わったのを見計らって、お肉を載せ、Maakunが早起きして握ってくれた(!)おにぎりを食べる。春の芳しい香りを乗せて吹く微風にお肉の焼ける香ばしい匂いが重なり、まさに天国(パラダイス!)のような雰囲気が僕らの河原を包む。

『そうそう、これを忘れちゃイケナイわよね...はい、NESSYさん、出所祝い!』
Mamaが差し出したのは芋焼酎“河童の誘い水”。

『おおっ、早速戴こうかな。』
日帰りだからビールで我慢しよう、なんて言ってたNESSYさんも、シェラカップになみなみと注いで一杯(笑)。焼酎が姿を現したのとほぼ時を同じくして、Maakun&Koukunの子河童コンビも川へドボン!
『まさに“河童の誘い水”よねぇ...』一同爆笑。ただ、ドボンッ!はいいけど、水温はかなり低そう。試しにNESSYさんのSUNTOとぼくのPROTREKをカヌーのペインターロープに繋いで水中に投げ入れたら...水温は14.4℃(先々週の初泳ぎの時は11.8度。確実に春になってきてるなぁ)。ま、ひとケタではないけど、泳ぐにはちょっとね(涙)。

ところが、それを見ていたNESSYさん。いきなりシャツを脱いでドボンッ!“河童の誘い水”は服用しても淵に飛び込みたくなる効能があるようで…(笑)


水温は15℃未満だけど...


宮崎からこの日のために取り寄せた
芋焼酎“河童の誘い水”に誘われ...

♪春なのにぃ〜水泳です〜か〜♪

♪春なのにぃ〜オッサン〜も泳ぎますぅ〜♪

水鉄砲も登場

コレコレ、そういう使い方はイケマセン

一度川に入った子供たちは、もう何でもアリ状態。カヤックで漕ぎ出したアキヒロさんの後方から音もなく近づき、スターンに捉まってカヤックを揺らしたり、ウォーターガンで狙ったり。(アキヒロさん受難!)その後、河原に流れ着いた丸太を見つけた彼ら。川まで転がして浮かべ、パドルを手にして跨って漕ぎ出してゆく。(当然何度も落水するんだけど、鼻から水をピューって吹きながら満面の笑み)まるで今日が4月前半だってことを忘れているような。...やりたい放題で、川に浮かんで冷えた身体をNESSYさんが作ってくれた熱々の沖縄ソバを食べ(低水温で泳ぐと異常なほどお腹が減るようだ)河原の暖かな砂利に寝転ぶ(これ、最高!)ことで暖め、また川へ...と、ほとんど盛夏の遊びを満喫。ホントに河童なのね、君たち(笑)


午後のサイトはおしゃべりタイム?

大人たちは11時からず〜っとお喋りしながら食べ続け、飲み続けてる。泳いで飲んだNESSYさんはタープの作る涼やかな影でお昼寝タイム。オジョウサマたちはソブリンさんが次々と焼き上げてくれるホットケーキをパクパク。気がつけば、時計の針は16:00を回ってる。速い時間の流れはまるで浦島太郎にでもなったような気分だ。


お昼寝タイムな方もいらっしゃいます。

ソブリンさんの焼いてくれたホットケーキでゴキゲン

アニマル少年たち

また遊び道具を見つけた少年たち

ウヲップ!カヌーより難しいわ、コレ

いっくぞぉ〜!出航してゆく

手早く撤収を済ませた僕らは、再びカヌーに道具を満載して、川の流れと追い風に乗って川下へ。振り返ると、西日に照らされたMaakunのパドルから跳ぶ水滴が、ダイアモンドのようにキラキラ光り、それはそれは美しい光景である。川の状態は決して良いとは言えないので、今回は宙に浮かぶような感覚を味わうことは出来なかったけど、人工物のほとんど見えないこの川の風景は素晴らしい。

15分ほどでクルマたちの待つ河原に到着した僕らは、それぞれが手馴れた方法で道具をクルマに積み込み、GWに再びご一緒することを約束して河原をあとにする。


河原を出たのは16:50。夕暮れが迫る中漕ぎ進むMaakunとやまなかさん

 


久々のバウガールズ

カヌーの船体に光る水滴が宝石のよう

道具の積込み完了は18:00

Maakunのパドル

河原からの急なスロープを上がりながら、荒れた路面の脇に自生し咲き乱れるヒメシャガの花に僕らの気持ちはさらに癒される。遠征しかもダウンリバーだと、ついつい予定をこなすことに追われて、こういった道端の草花や空を飛ぶ鳥たちに目が行くことは少ないけど、渋滞もなく家から高速で30分な宮川でのんびり過ごすと普段は見えない様々な自然に触れることができて素敵なのである。

『ねぇ、なんだかケーキ食べたくない?』
『オレはラーメン食べたい。』
『へっ?』
4時間半にも及ぶお昼ご飯を楽しんだ直後だというのに、早くもWe are hungry宣言。高速のPAでラーメンを食べ、街の人々に3艇カヌーの異様な姿を晒しながら(目を伏せて)、お馴染みのケーキ屋さんに向かう僕らだった。

 

 

Song of the paddle...

 

 

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