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March.2004 part.2

 

 

 

3月13日 MTBで海を渡って菜の花サイクリング(伊良湖) 


咲き誇る菜の花畑にて

薪ストーブの熱気が心地良いものから鬱陶しく感じるようになった今日この頃。我が家の遊びも雪遊びから春の遊びへと変化する時期を迎える。とは言え、まだまだ水温は真冬同然で、家族全員はおろかPapaさえもドライスーツを持ってない我が家がカヌーに乗るのは、あと2週間ほど先のことである。そんなわけで、今日は去年から予定しつつもなかなか実行できなかった伊良湖でのサイクリング。数日前にお誘いして参加表明してる友人Uご一家と一緒である。


Discoで鳥羽フェリーターミナルへ

伊勢湾フェリー入港

朝、目覚めると雲ひとつない青空!DiscoにDraw-titeのサイクルキャリアを取り付けて4台のMTBを載せ、7:40鳥羽に向け出発。Uと待ち合わせの多気PAに立ち寄って8:40鳥羽・伊勢湾フェリー乗場駐車場に到着。ここでMTBを降ろして各自自転車に乗ってフェリーに乗り込む。伊勢湾フェリーの料金体系は、非常に自転車(バイクと同じ二輪車に区分される!)割高な設定になってるので、Discoに4台にMTBを載せたまま乗るよりも多少安いだけだし、裏技としてMTBのフロントホイールを外してリアに縛ってしまえば手荷物と判断されるためにメチャ割安になるのだけど(我が家の4台は全てホイールがクイックリリースだし...)、今日は“自転車で海を渡る”ってことを大切にしたいので、あえて割高な運賃を払ってでもMTBに跨ってフェリーに乗りたい僕らなのである。


自転車でフェリーに乗り込む

青空の鳥羽を出港

(うちのゲストはコレが解っていただける方ばかりだと思いますが...笑。低山トレッキングだってカヌーでのダウンリバーだってスノーシュートレッキングだって、わざと遠回りをして無駄を楽しむ遊びなわけで、『そんなの無駄じゃん!』って感覚の人には楽しめない遊びです。ヘリで山頂に降り立ったり、エレキモーター付きカヌーで川下りしても意味ないもんねぇ。)


“潮騒”の舞台・神島

 


大平洋岸を伸びるサイクリングロード

9:10僕らを乗せた伊勢湾フェリーは鳥羽港を出航。
“潮騒”の島・神島を眺めながら伊勢湾口を横切り1時間ほどで渥美半島最先端・伊良湖に到着する。

伊良湖に降り立った僕らはフェリーターミナルでサイクリングマップをもらってターミナルから灯台のある伊良湖岬を回りこむように伸びるサイクリングロードへ。
いきなりの急坂にヘロヘロになりつつも、温帯性〜亜熱帯性の植物が生い茂る森の切れ目から見える青い海に感動したり、僕らの頭を突付くんじゃないかと思うほど低空飛行するトンビに驚いたりしているうちに、坂道の頂点・近代的な最新鋭の灯台・伊良湖岬灯台下へ。そこから快適なワインディングの下り坂を下りきると弓形に伸びる美しい恋路ケ浜に到着する。

ここで自転車を置いて浜に下りて一休み。今回のサイクリングコースは渥美半島の太平洋岸に沿って伸びていることもあって、子供たちは自転車よりもビーチコーミングを楽しみにしていたんだけど...恋路ケ浜は漂流物も貝殻も落ちてなくてガッカリ。ちょうど湾口に浮かぶ神島の手前を大型タンカーがゆったりと通過してゆく様はなんとも迫力がある光景だったけど、子供たちは『な〜んも落ちてないや』と早々に立ち去る。


恋路ケ浜でひと休み

波と戯れるMaakun

恋路ケ浜からビューホテルまでは再び斜度10%近い上り坂。多段変速機付きのMaakunや僕は全然問題ない坂道だけど、6段変速のMamaやAzuそして誰よりKazu君を乗せたママチャリなYokoちゃんはかなりキツそう。サイクリングロード両側に植えられた菜の花も目に入らない様子だ。


サイクリングロード脇にも菜の花が満開

日出の石門へ向う

何とか上り切ると、お待ちかねの下り坂。断崖を回りこむように亜熱帯風の森を迂回するワインディングは快適そのもの!海の香りと森の香りが入り混じった風を受けて最高の気分だ。坂を下りきって右に折れると太平洋の荒波の浸食によって真ん中が洞穴となった日出の石門に着く。観光写真などによく登場する沖の石門はシーカヤックでないと行けないので、今日は陸続きの岸の石門を見学。


“岸の石門”はこじんまりとした磯

石門から覗く大平洋

漁師Mamaはすぐにタイドプールでウミウシ?発見

石門前でMaakunとPapa

中央構造線に沿った(...というか渥美半島そのものが中央構造線なんだけど)場所らしいチャートで出来た岩山は岩クライマー(“ロッククライマー”とは微妙に意味が違う...笑)なMaakunには堪らないだろうなぁって思ってたら、案の定岩から岩へ “猿跳びエッちゃん”状態。岩山に囲まれた小さな磯にはいくつものタイドプールが形作られ、“漁師”Mamaには堪らないだろうなぁって思ってたら、案の定水に入ってアレコレ生き物探し(笑)。『か〜わいいぃぃ〜!ウミウシの赤ちゃんゲットよぉ〜!』彼女の手は早くも海水でシワシワ(笑)。

 


石門の間から神島を望む

30分ほどをここで過ごした僕らは、まだ遊び足りないMaakunとMamaを何とか説得してさらに先に進む。
これまでアップダウンが激しかったサイクリングロードも、ここからは片浜十三里と呼ばれる砂浜沿いになり、平坦で何キロにもわたって直線が続く。


菜の花のベルトが延々と続く

ミラ−に映るAzu

右手に太平洋、左手に国道の防風林(地を這うように伸びる松やサボテンの混じった低木の茂み)は、南国ムード満点である。海辺を14kmにわたって伸びるサイクリングロードは幅も十分にあり本当に良く整備されていて快適そのもの。随所に浜に下りる入り口も設けられていて、自転車でただ走るだけではもったいないような感じもするほどだ。
一時間ほどでサイクリングロードも終点を迎え、観葉植物のビニルハウスの脇を通って国道42号線へ。
最初の200mほどは歩道がなくクルマと併走するので少々気を遣うけど、すぐにサイクリングロード並みに幅のある歩道が現れホッと一安心。15分ほどで大きなメロン狩りの看板が見え、今日の目的地であるいちご狩り農園に到着。


イチゴ狩り農園に到着

ムムッ、コ、コレハ品種を尋ねにいかなくては!

大粒で甘〜い!来年も来ようね!とAzu

無題...言葉もありませんです(涙)

既に昼を過ぎ、お腹が減った最高のコンディションで(笑)、入園料¥1100を払ってビニルハウスへ。
例年行く県内のイチゴ狩りは入場料がもっと高くてその代わり時間制限ナシだけど、今日は30分間限定ってことでハウスに入るなりみんな無言で、みんなの手は“北斗の拳”のケンシローのような素早い動き...まるでイチゴの早喰い競争の様相を呈する(笑)


友人Uご一家(Yokoちゃんママチャリでお疲れさま!)

で、肝心のお味はというと、一個食べただけでAzuが『来年も来ようね!』宣言をするほどで、他とは異次元の美味しさ。
『栃乙女(品種名)は特別高いからね!みんな1パック以上は食べるように!』とMama指令が飛ぶ中、家族全員それぞれ3パックは食べた我が家だった(笑)。まだまだ食べられなくはなかったけど、出入り禁止になるとイケナイので、指先を真っ赤にしてイチゴ狩りはThe End。

農園前に広がる見事な菜の花畑で記念写真を撮って、再びMTBでサイクリングロードへ戻る。
サイクリングロードは犬の散歩をさせている地元の方を時折見かける程度でほとんど貸切り状態。

*但し、ここにも出現、中高年のウォーキング軍団!

全身を一流山屋ブランドに身を固め、幟(のぼり)を持った添乗員さんを先頭にアリの集団のようにサイクリングロードを塞いで4列行進...笑。しかも、全員が「こんにちはぁ!」「こんにちはぁ!」の大合唱。歩いてても対応しきれない数だけど、自転車のスピードだと0.05秒に一回づつ“こんにちは”言わないと対応出来ず。そして最後のTNF着たおばちゃん...
『なによ?自転車?危ないわねぇ、こんな狭い所を自転車で走ったりして。』

オイオイ、ココは自転車道だぜ!お互いに譲り合うってのがマナーじゃあ〜りませんか!しかもMaakunに向って大声で言ったので、ちょっとカチンときた僕。
おばちゃんと目を合わせながら...
『お〜い、Maakun、ここは自転車道やけどな、ルールのワカランお年寄りが多いからスピード落とせよ!』ちょっと大人気ない僕(笑)。

海へ下りる進入路が頻繁に横切るけど、そこにはちゃんとポールが立っていて『危険・下車』の表示があるので、遠慮なくスイスイ飛ばせる。
空と海はあくまでも青く、フリースを脱いでシャツ一枚でちょうど良い気温、ママチャリのYokoちゃんに合わせて15km/hぐらいののんびりしたペースで僕らは進む。キッズチェアにちょこんと乗ったUのひとり息子Kazu君も並んで走るAzuに遊んでもらってウキキキと上機嫌。


よく整備された自転車専用道路

左耳は大平洋の波音、右耳は防風林の鳥のさえずりを聴きながらの快適サイクリング...みんな口には出さないけど『来てよかったネ!』な笑顔である。

 


イチゴ農園前の菜の花畑で

40分ほど走ってサイクリングロードから右に折れて“フラワーパーク”へ。要するに渥美の温暖な気候を利用した植物園なんだけど、意外にもなかなか見どころたっぷりの施設。ちょっと遅いランチを食べて、ク−ポン利用だとタダでサーブされる菜の花アイスクリーム片手に園内を散策する(これがかなり美味!)。美しい花々、良く整備された庭園、温室の中のピンクフラミンゴ...お子様だけでなく大人も大満足。Kazuくんが庭園内の池に落っこちてずぶ濡れになるアクシデントも今日のうららかな気候のおかげで笑い話だ(しかも、暑がりMaakunの脱いだシャツを着てバンダナの帯を巻いたKazuくんの姿が、バカボンみたいで最高に笑える...U、スマン!)。


菜の花アイスクリーム(菜の花のみじん切り入り)

予定を大幅にオーバーして一時間ほどをフラワーパークで過ごした僕らは、大平洋から半島を縦断して三河湾側を走る国道259号線を伊良湖港方向へ。
灯台の立つ宮山原生林を往路とは反対に回り込む比較的平坦なこのコースは“ママちゃり”Mama達の企み(笑)。
最初、僕らは少々シンドくても自然豊かで安全なサイクリングロードを通る方がいいなぁって思ってR259ル−トは気が進まなかったのだけど、進むにつれて国道沿いは菜の花祭りのメイン会場だけあって広大な菜の花畑が続き、まるで黄色い絨毯を敷き詰めたような光景に息を飲む僕ら。普段の道路ではメチャ目立って安全な僕のSPECIALIZEDがここでは保護色になってしまうほどまっ黄色(笑)。この光景を見ちゃうと『ごめんなさい!僕らが間違っておりました。』とお詫びするしかないのだ。

確かに二百番台の3桁国道だけに道幅が狭く、当然ながら専用の自転車道も歩道もないので、非常に怖いんだけど、それでも帰り道にこちらを選択して正解だったねぇ、と一同感動の美しさであった。


一面黄色い絨毯のR259をゆく。さて僕のMTBはどこにあるのでしょう?

 

芭蕉の句碑や磯丸園地に立ち寄りながらフェリーターミナルに到着したのは午後3時ちょうど。
さすがに3時発のフェリーには乗れないので、二輪車乗船待合所に自転車を停めて、フェリーターミナルの施設で1時間10分を過ごすことにしよう...と思ってたら、Maakunがモジモジしながら独り言。
『一時間もあるんだったらさぁ、今からもう一回サイクリングロードでクイズラリーして来ようかなぁ...なんちゃって』
伊良湖に到着した時にもらった観光地図にはさみ込まれた一枚の応募用紙。それには伊良湖の観光スポットを巡って4文字のキーワードを探すスタンプラリーの応募用紙だったのだ。
『さっきの磯丸歌碑は“●”だったけど、オレはあとの3つは“★”“▲”“◆”だと思うんだ。全部で“★▲◆●”になるだろ?』
(*ここに答えを書くとつまらないので伏せ字にします...笑)


保護色なPapaのMTB

そんなに行きたいなら行こうよってことで、Maakunを先頭にUおじさま、僕の男3人で再びMTBに跨がって灯台の山を一周することに(ボクらも好きねぇ〜...笑)


名物・大アサリ

まずは“日本の百選モニュメント”の近くにある“願いが叶う鍵”(願いを書いた南京錠がおみくじのように多数ぶら下がってるラブラブカップル御用達の場所)で、2つめのキーワード“★”ゲット!
続いて山坂道をヒィヒィ上って旧灯台の上に位置する“万葉の歌碑”で3つめ“◆”ゲット!
『ほら、やっぱり“★▲◆●”だよ!』
Maakunめちゃ嬉しそう(笑)

そんなこんなで僕らは再びフェリーターミナルへ。ターミナル内で大アサリを食べた後、僕らは思い残すことなく16:10発の鳥羽行きフェリーに乗り込むのだった。
朝とはまた違った表情を見せてくれる夕暮れの伊勢湾口。デッキには単眼鏡を構えてウミスズメを探す野鳥愛好者の人達。僕らは海面にイルカやスナメリの姿を探しつつ快適な船旅を楽しむ。

(前回乗った時...ともちゃんと伊勢湾一周ドライブ、しかも京都発(笑)...はスナメリが愛らしい姿を見せてくれた)
『楽しかったね!』『お天気最高だったし!』『また来年も渥美でサイクリング&イチゴ狩りだな。』『イチゴは栃乙女に限るよな!』みんな思い思いの感想を口にしながら、一足早い春の日を堪能した僕らは幸せな気分で志摩半島に上陸するのであった。

 


ちょっと知ってる方には一目でシロウトさんだと判る色なので
マニアに声を掛けられることがない僕の“菜の花号”
ちなみに秋になると“イチョウ号”になります(笑)
 

 

 

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